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2011/06/26

Out of sight , out of mind.

タイトルは、英語の先生から教えてもらった諺。なんだか、今朝は この諺が頭に浮かんだ。去る者は日々に疎し、と訳すんだと思う。

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私は25年前、チェルノブイリの原発事故があったとき、兄から原発の恐ろしさをたくさん教えてもらって、こんな本をプレゼントされた。

危険な話 チェルノブイリと日本の運命
危険な話 チェルノブイリと日本の運命 広瀬 隆

八月書館 1987-04-26
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放射能に汚染された小麦粉で作った輸入パスタは食べてはいけないとか、いろいろ細かい注意を受けた。正直、本当に恐ろしい事故だと思って、大学生だった私は研究室で知人をみつけては、この事故ってどういうふうに世界的にはとらえられてるのかな?なんて話をしてみたりしたけど、大抵の人たちはどこか遠くの世界のできごとのようで現実感を伴わない反応だったと思う。私といえば、原発は事故を起こすと大変な被害を地球規模にもたらすのだと真剣に問題視する兄の様子でわかったけれども、本当に申し訳ないけれど、その出来事は対岸の火事よりもっともっと遠くのことに感じられたのだった。

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あの頃の日本では、こんな本も出されていたと、今頃知った。残念なことに、結局間に合わなかったんだよ。本当は今更もう遅いのだが、当時ちゃんと危機意識を持って動いた人達がいたのだ。今からでも読む価値がある本である。ここに紹介したのは、1987年に出版されたオリジナルに、チェルノブイリ20年を機会に書かれた「19年目の手紙」という文章を加え、2006年に出版された新刊である。 <

まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙
まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙 甘蔗 珠恵子

地湧社 2006-04
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それから、原子力の研究者でありながら、原子力発電所についてはNOの立場を貫いてきた小出さんの著作。今更だが、読んでいるところ。

原発のウソ (扶桑社新書)
原発のウソ (扶桑社新書) 小出 裕章

扶桑社 2011-06-01
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地震の被災地では、未だに行方不明の方々が8000人もいらっしゃる。津波の被害を受けた町の復興は、まだまだ先のことのようだけど、たゆまぬ努力が地元では繰り広げられていると思う。被害は甚大で、家族だけでなく家屋、家財、職場、土地を失った人たちの数は、あまりに多い。

それから福島の原発事故の現場では、己の身の安全を顧みず働き続けている作業員の人達がいる。かたや放射能の脅威に晒されながら、その土地に暮らしている人々がいる。そして私は少し離れた場所に住んでいて被災地支援の取組みをできることはしているが、自分は放射線量を気にしながら、少しでも安全と思われる食材を選んで家族に提供するだけで神経を擦り減らしている。

私が昨日参加したお話会は、そんなとても私には勉強になり、今からでもできることがあると希望をもらえたものだったので、ここに紹介しておく。遠いチェルノブイリの問題を、きちんととらえて、20年前から活動してきたNPOがあったのだ。   

 チェルノブイリへのかけはし

「正しく知り、正しく恐れ、正しく恐れず、正しく対策をとる」ことが、今私にできること。加えて私は、今まで今回の東日本大震災の被災者の方々のために慰めのハートをつくることをしてきたけど、それと並行して、今度は千羽鶴を折ろうと思っている。祈りをたくさん込めながら。

別れもあれば出会いもある。私は新しい出会いを大切にしながら、今できることを考えてこれからも暮らしていこうと思う。

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