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2011年10月

2011/10/30

中学生のころの私

ソフィー・マルソーの新作映画は、「マーガレットと素敵な何か」というのだそうだ。40歳で結婚目前のばりばりのビジネスウーマンの主人公の前に、7歳のころの自分が将来の自分に宛てて書いた手紙を次々に手渡す老人が現れて…というお話らしい。昨日あるところでこの映画情報を手に入れて興味をもったばかりだったのに、本日似たようなことが我が家で起こった。

とはいっても、別に映画のようなことではない。ただ父の遺品を整理していた母が、私が中学三年生のとき修学旅行先から家族に宛てた絵葉書を見つけたというだけのこと。行き先は東北地方だった。一枚は松島から、もう一枚は十和田湖からだった。

父や兄に宛てた葉書の内容は「家族と離れて胸がいっぱいです」とか、「心配しないでね。」、「お土産買いました」、「さて明日は、八甲田山です」。帰る直前のところで「すごくみんながこいしいです。じゃあね、19日に帰りますのでよろしく。さようなら。」。

なんと純情な少女だったのだろう、私は!

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2011/10/29

♪亜麻色の髪の乙女/ドビュッシー

今日娘がピアノを弾いていて、気に入った曲はこれだそうだ。

  ♪亜麻色の髪の乙女

ドビュッシーが最近お気に入りの様子。

ん~生演奏で聴けるって、幸せだなあ。娘よ、ありがとう。

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2011/10/28

地震雲 2

今日は、息子が空を見上げて、地震雲が出てるとしきりに言うのです。不安になって視線をうつすと、やっぱりそんな感じでした。飛行機雲に似てるけど、違います。息子は元来、不安なことが嫌いです。確信を持たないと、そういうことは言いません。その後もしもここが大地震に襲われたら、という想像力はないようで、ただ事実と信じて繰り返し教えてくれました。

そのあと夕焼けの時刻に娘と一緒に近所に出ると、西の空に恐ろしく気味悪い雲が出ていました。エジプトのピラミッドをめぐるスペクタクル映画「ハムナプトラ」のような、不気味な様相をしていました。

気のせいだといいと思います。でも地震の前触れだと怖いから、避難用品を確認しようと思います。

*******

人騒がせと思われたらすみません。あくまでも日記ですので、お許しください。

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2011/10/27

『にぐるまひいて』

にぐるまひいて
にぐるまひいて ドナルド・ホール バーバラ・クーニー

ほるぷ出版 1980-10-15
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まもなく10月が終わる。今月読みたいと思っていた絵本を、今夜は娘も乗り気なので、これから一緒に読んで寝ようと思う。

娘が一番好きな絵本だ。

これは家族の物語である。

今私は自分を含め、家族のありようについて思いめぐらす日々なので、ちょうどよいような気がしている。

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2011/10/26

楡家の人びと

楡家の人びと (1964年)
楡家の人びと (1964年) 北 杜夫

新潮社 1964
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訃報が続く。昨日文化勲章の受賞者の面々をニュースで見ながら、勲章をもらうのにも長生きしなくてはいけないのねぇなどとつぶやいていたのだが、この度亡くなられた北杜夫さんは、84歳だったという。

私は『どくとるマンボウ』ではなく、ここに紹介した『楡家の人びと』しか北さんの本は読んでいない。まだ整理しきれていない亡父の本棚に、この本がある。読んだのは何歳頃だったか記憶にないが、たぶん20代だったと思う。本屋や図書館でもとめた恋愛に関する本を読み尽くし、手持ち無沙汰になった時、父の本棚から探し出した。読んでみたい本は、まだたくさん残っている。

さてこの本を読んだ頃の私は、まだ家族というものを一面的にしかとらえられていなかった。やがて自分が結婚し生家を出て、新たな家族をつくり、わかってきたことがある。人間の営みの中では、生まれてくる命もあれば消えていく命もある。DNAのバトンはFamily Treeが途絶えない限り、受け継がれていく。そういうことを考えたことは、随分前にこのブログに書いた(→こちら)。

*****************

この頃切実に考える事は、人は太く短く生きるのがいいのか、細く長く生きるのがいいのかということ。とは言っても、人間は自分の寿命を自分では大抵決めることはできない。但しどういうふうに生きるかは、自分が考え選ぶことができる。

宗教改革で有名なマルチン・ルターの言葉についてここで紹介したことがあるけれど(→こちら)、ルターが今の日本に生きていたらどうしただろうか、などと想いを巡らしたりする。「たとえ明日この世界が終わるとしても、私は今日りんごの木を植える。」…そうだろう。ルターならそうするだろう。私も同感だ。だけど私は、どこにりんごの木を植えようか迷っているのだ。

今日本は、3月の地震以来処理しきれない困難に、日々あえいでいる。情報の裏に、何があるのか?気を付けて考えないといけないと数カ月たって私は考えるようになった。大本営発表を信じて敗戦を迎えた1945年。国破れて山河ありとなったとき、日本人はたくましく困難を克服して60数年頑張ってきた。焦土と化した日本を立て直すために、原子力は明るい未来に繋がるエネルギーだと教え込まれ信じてきた。だけど今回の地震で、その安全神話が崩れた。福島第一原発は、一体いつ収束するのだろうか。漏れ出した放射性物質は、どのぐらい私たちの生活の上に降りそそいでいるのだろうか。この危機状況を、今まで信用していた報道機関は、正しく伝えてくれているのか、今一度考える必要があると私は思う。「歴史は繰り返す」ということわざがあるが、過去チェルノブイリで起こったこと~それは健康被害だけでなく、情報操作、人々の動き、周辺各国でとられた対策など~をよく学ぶ必要があると私は思う。その上で日本に暮らす大人は、各々の大事なものを守るため、どう生きていくか考え決めるべき時なのではないかと私は真剣に考える。

答えはなかなか出ないが、私は生き延びたいと思う。とても難しい問題だ。まさに人生の総合力を試されているようである。とても疲れる。そんなとき、父の本棚の『楡家の人びと』を再び開いてみようか。自分の事情に凝り固まりすぎた脳を、この本が少しほぐしてくれるかもしれないから。

【追記】北杜夫は文化勲章は受けていない。父親の斎藤茂吉は、文化勲章をもう少し若い年齢で受賞した(→こちら)。

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2011/10/25

『風のラヴソング』

風のラヴソング(完全版) (講談社青い鳥文庫)
風のラヴソング(完全版) (講談社青い鳥文庫) 越水 利江子 中村 悦子

講談社 2008-05-15
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よい本らしいので、読んでみることにしました。そろそろ到着。よかったら、娘にもすすめてみようかと。

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コシヒカリ賞

久しぶりにコシヒカリ賞に当選して、城南信用金庫から新潟の魚沼コシヒカリの新米が5キロ、送られてきた。

ラッキー。いつもの年ならもっと大喜びする出来事なんだけど、今年はちょっとだけ複雑。お米は美味しいに違いないけど、これはどれぐらい安全だかわからない。

しかしなんのことはない。箱を開けてみたら、ちゃんと検査済みの文字が飛び込んできた。よかったわ。

でも結局、我が家の人の口に、このお米は入ることはなかった。ちょうど遊びに来た妹にあげてしまったから。いつもお世話になってる妹の家には、食べ盛りが何人もいる。ん~でも、5キロ持って帰るのは、重かったろうな。。。

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2011/10/24

長谷川摂子さん

おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集)
おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集) 長谷川 摂子 降矢 奈々

福音館書店 1997-08-15
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これは私が大好きな絵本。ストーリーも絵も素晴らしい。私にとって、大切な一冊。

この作家である長谷川摂子さんの訃報を、今朝新聞で見た。享年67歳。 こういう訃報は寂しいものだ。

私は長谷川さんの持つ豊かな心から、こういうストーリーが紡ぎ出されたと思っている。お話を伺ったことも他の著書も読んだことはなかったが、この世界に必要な方だったと思う。上記の絵本よりも、もっと多くの子どものお気に入りになっている長谷川さんの絵本はこちら。

めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)
めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集) 長谷川 摂子 ふりや なな

福音館書店 1990-03-15
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残念ながらおばけがあまり得意じゃない私のせいで、この絵本は我が家にはない。でも娘は保育園で、何度も何度も先生から読んでいただいた絵本のようだ。

とにかく、この訃報はとても残念なのだけど、長谷川摂子さんの絵本は今日もまた日本のどこかで~お母さんの膝の上で、あるいはお話の会の場で~子どもたちに語り継がれていくだろう。人を感動させるものをこの世に遺すことができる人は、幸いだ。

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2011/10/22

ハロウィンかぼちゃ

Img_0014

もうすぐハロウィン。

ということで、今日アトリエに向かった娘は、

「何かハロウィンのもの作りたいなぁ。材料何かあるかなあ?」

とわくわく。

「先生がきっと、何か用意していてくださるよ。」

と私。

到着してみると、やっぱりちゃんと生のかぼちゃ(小)が用意してあった。大よろこびの娘は固いかぼちゃに彫刻刀とピンセットで挑み、写真中央のオバケかぼちゃを仕上げた。うんうん、なかなかいい感じ。

夜実家にやってきた私の兄からは、かぼちゃプリンのお土産をもらい、ホクホクの娘の一日が終わろうとしている。

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2011/10/21

赤毛のアン

赤毛のアン アンの青春 特別版 [DVD]
赤毛のアン アンの青春 特別版 [DVD] ルーシー・モード・モンゴメリ

松竹ホームビデオ 2002-03-21
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録画したものを母とわたしと娘~親子3代~で一緒に、2日にわたって視聴した。あ~やっぱり、赤毛のアンは面白い。

アンを見ていると、私は心の友であるお日様ちゃんを連想する。そう、彼女はアンのように、苦しみながらも信念を曲げず、強く生きる優しい人なのである。

そして今朝は、カナダに住んでいる友とスカイプで連絡がとれた。世界を知っている彼女は、私のちっぽけだけど深刻な悩みを超越したところで生きている。彼女の住まいの周りはもうマイナス10度だとか。見渡す限り地平線だと言っていたような。あぁ、夢だ。

カナダはまだ私が知らない国。いつか訪ねることができたらいい、そんな夢を見る秋の夜長。

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2011/10/20

♪秋桜

Img_0012

小学校の花壇のコスモス(秋桜)。

娘に弁当を届けた帰りに目にとまったはかないピンクの花たちは、風に揺られて咲き乱れていた。綺麗だなぁ。

ふと見ると、秋桜の一つにアゲハ蝶がとまって、蜜を吸っていた。蝶は花と一緒に風に揺られて、ゆ~らゆら。しかしあっという間に飛び去った。

校門を出ると、桜並木の下をお散歩帰りの保育園児が、先生たちに引率されて歩いていく。何もかもがのどかで平和。秋の風はカラカラと音をたてて、枯葉をさらっていく。いつもと変わらない秋の風景が、目の前に広がる。

やがて私は我にかえり、マスクをして家路についた。今日のお弁当、娘は喜んでくれただろうか。

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2011/10/19

葉っぱのブローチ

友から厚みのある封筒が届いた。何だろうと期待しながら開けてみると、中から出てきたのは緑色の葉っぱのブローチだった。

緑色は気持ちが穏やかになるから、私は好きだ。普段からそう思っているせいか、私が弱っているのに気づいて、友がそれを送ってくれたような気がした。そこでお礼のメッセージを発信したら、すぐに返事をいただいた。なんとそれは、おばあさまの形見の品なのだという。私がそんな大切なものを頂戴して、いいのだろうか。

迷うところだが、彼女がいろんな気持ちを込めて私に送ってくれたのだから、有り難くいただくことにした。大好きだったおばあさまのブローチを、きっと彼女は大切にしまっていたのに違いない。そして今度はそれを、私に~そしてゆくゆくは私の娘に~と贈ってくれた。私はその優しい心遣いを十分に受け取った。

神様って不思議だと思う。思わぬ形で、私にエールをくださるから。…私がもう少し元気になったら、今度は私にも何かできることが見つかるかも知れない。その日まで私は友に甘え、緑の葉っぱに優しく心を撫でてもらうことにしようと思う。ありがとう。

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2011/10/18

♪NIGHT WALKER

今日は、学生時代からとても好きだったユーミンの曲を久しぶりに聞いてみたくなった。渋谷に出かけたから、思い出したのだと思う。

    ♪NIGHT WALKER

懐かしいこの歌の舞台は、実は駅からNHKの方に上っていったところにあるパルコ通りかな、と私は思っているのだけど、表参道だったかしら。1983年発売のアルバムに収録されているのだから、なんと今から30年近く前。しかしセンチメンタルなメロディーといい歌詞といい、まさにこれこそユーミンワールド。古びることはない。

**********

今夜渋谷駅を通ったとき、窓の外にはごちゃごちゃした私の知っていた渋谷の街ではなく、まるで外国のように洗練された風景が広がっていた。そして、「センター街」は噂の通り、バスケットボールストリートと名前を変えていた。

時代は繋がっていても、この街に集まる人やその人生もまた、少しずつ様変わりしていって今があるのだろう。そんなことを思いながら、再びユーミンの歌声に酔いしれる夜である。

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2011/10/17

ウィスキーの夜

今夜、元気な母がいい香りのお酒を飲んでいた。

そしたらそれは、父が生前好きだったウィスキーだった。

「見つかっちゃった。」と無邪気に笑う母を、可愛いなと思った。

それで思い出したのは、このCM曲。今夜はゴスペラーズでどうぞ。

    ♪ウィスキーがお好きでしょ?

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2011/10/16

トビウオのぼうやはびょうきです

トビウオのぼうやはびょうきです
トビウオのぼうやはびょうきです いぬい とみこ 津田 櫓冬

金の星社 1982-07
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こんな絵本があることを、今日知りました。ストーリーはつらそうですが、読んでみたいと思いました。

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ボタン(釦)

最近、ボタンという字を覚えた。

     釦

あるエレベーターで。「延長するときはこの釦を押してください。」と貼紙がしてあった。

見かけてなんだろ?って思って、エレベーターに一緒に乗っていた人に聞いて読み方がわかった。へぇ。

もちろん新しく作った字なんだろうけど今まで出会ったことなかったぞ。私にはどうも、なじまない。

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2011/10/15

二者択一

 「どちらにしようかな

 てんのかみさまのいうとおり

 なのなのな

 …たまごがわれたかな」

**********

今日、あることをどっちにしようか決めかねて困ってしまい、それなら軽い気持ちでやってみようと小さい頃に覚えたこの歌を唱えてみた。

苦しまぎれもいいところだけども、それで気づいたこと。

「なのなのな」ってとこまでやって、お~こっちに決めるかなと思ったんだけど、それでいいかよくわからず、ついおまけの「たまごがわれたかな」って歌ってみたら、結果が変わっちゃった。

二者択一って、昔から難しいものなんだね、と分かったところ。

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2011/10/14

♪酔って候

柳ジョージさん、好きでした。訃報を聞いて、しんみりしています。

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2011/10/13

柳橋慕情

昨日ふと思い出したドラマや本、音楽のことを少し…。10年ほど前にNHKで放送された時代劇「柳橋慕情」。よかった。そのテーマ曲もよかったのでご紹介。

  ♪柳橋慕情テーマ曲

もちろん、私CD持ってます。落ち着くいい曲だと思います。届かぬ想いというのかな、そういうのが情緒豊かに奏でられています。

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もちろん、原作も読みました。
柳橋物語・むかしも今も (新潮文庫)
柳橋物語・むかしも今も (新潮文庫) 山本 周五郎

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そういえば、ブログの記事にしたことがあった!(→こちら

NHKドラマの方は、若村麻由美と吉田栄作と、田中実(故人)で、テーマ曲もよかったし最高でした。そしてずっと昔同じ話をドラマで見たのを思い出して調べてみたら、これでした。昔のはTBS「おせん」。1977年・栗原小巻、林隆三、細川俊之(故人)。「サインはV)の中山麻里も出ていた記憶があります。どうしてそんなのまで覚えてるのかな、私。感動したからだろうと思いますが。

自分を本当に愛してくれた人が誰なのか、ヒロインが苦労の果てに気付くところがよかったです。人間ってこういうふうに、運命に翻弄されるもので、思った通りの未来にはなかなかたどりつけないんだなぁと、しんみりしてしまう私なのでした。

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2011/10/11

海のトリトン

2年ほど気に入って飲んでいた栄養補助食品があったのだけど、最近我が家のエンゲル係数があがってきたので、自分だけのために高価なものは買えないとあきらめた。

そのかわり、友人が試してみたらよかったよ~と紹介してくれたスピルリナを試してみたところ、なんだか調子がいい。

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まぁとにかくまさに藻って感じで、美味しくない。しかも1日40粒だって!というわけで、はじめは口の中緑色にして辟易していたのだけど、慣れてしまえばなんてことはない。 これを試してから、毎日自分が「海のトリトン」になった気分である。私の髪の毛、藻みたいに緑色になってない?

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2011/10/09

♪正夢(スピッツ)

昨日は急に予定がキャンセルになったうえ、息子は私を朝からたたき起こして朝ごはんをしっかり食べて山にでかけたので、気がぬけてしまった。というわけで、一日ごろごろ。いい休日だった。ドラマをひとつ見終わった。感想はこちら(→49日)。

疲れて帰った息子に、以前からリクエストされていた豆と鶏肉のカレーを作って出したら、全部平らげられた。気に入ったんだろうからまあよかったけど、どういうわけか私は夜に頭痛を起こし、早めに就寝。一晩たってもあまりよくなってない。風邪をひいてしまったようだ。 そんな私の頭の中で、今朝から響いているのがこの歌。

  ♪正夢(スピッツ) (←ここをクリックすると視聴できます)

スピッツの歌はいい。疲れた頭を冷やしてクリーンにしてくれる効果があるようだ。そういうわけで今の私には、とても響くんだと思う。妹に貸してもらったCDのおかげ。妹よ、いつもありがとう。

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2011/10/06

テンニンギクの絵葉書

Img_0004

これは夏に2週間滞在した南の島の雑貨屋さんで購入した、手描きの絵葉書。

裏を見たら「テンニンギク(天人菊)と書いてあった。初めて目にする名前だ。本物の花はどんなだろうと調べてみたら、初夏から秋にかけて咲く花のようだ(→こちら)。

その店で貝細工やガラスのアクセサリーを見て喜んでいる娘の脇で、私はせっせと葉書を選んだのだった。葉書集めは私の趣味。本物の花の様子も知らないでこれを選んだのは、色合いが気に入ったから。

今朝の私は、こういう色がぴったりの穏やかな気分。悩みごとが少し解消される予感あり。

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2011/10/04

映画「沈黙の春を生きて」

10月21日まで、東京の岩波ホールで「沈黙の春を生きて」という映画が上映されている(情報はこちら)。そこに出かけて この映画 (←予告編をご覧になれますが、体調が悪かったり見る勇気のない方はクリックしないでください)を見た知人から、先日電話で感想を聞いた。大変気が滅入ってしまい、夕食をとる気になれないとおっしゃっていた。

環境問題を世界で初めて告発したレイチェル・カーソン(クリックするとプロフィールがわかります)の本で、一般的に知られているのはこの2冊。私が持っているのは上の本。子育ての中で、自然に触れる喜びを味わうことができたのは、この本のおかげだと思う。しかし何より有名なのが、もう1冊の『沈黙の春』だ。

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レイチェル・カーソンは、農薬として使われ始めた化学物質の危険性を訴え、アメリカ社会に警告を発した。しかし結局それは凶悪な兵器となってベトナムの密林全部に「枯葉剤」として降り注がれてしまい、今もなおその後遺症に苦しんでいるのはベトナムの人だけではない。なんという悲劇だろう。でも人は、命ある限り生きるものなのだ。その厳しい現実を見つめたドキュメンタリー映画が、日本女性が監督をつとめるこの「沈黙の春を生きて」だという。枯葉剤による健康被害は、ベトナム戦争当時「枯葉剤は人体に影響はない、安全だから大丈夫。」と言われていたアメリカ兵とその家族にも及んだのだった。

***********

現在この映画が上映されているのには、意味があると思う。

日本は1945年8月に、2つも原爆を投下された、世界で唯一の被爆国である。以来、核という面で考えれば原爆と同じである原発について警告を発し続けた多くの人がいた。原爆では多くの人がこの日本で悲惨な最期を迎えた。生き残った人たちも、長い間苦しんだ。今もなお後遺症は続く。しかしどういうわけか平和利用という名のもとに、「安全な筈の」日本の原発ラッシュは続き、危惧されていた事故が起こってしまった。日本は再び、放射能の脅威にさらされている。いや日本だけではない。福島第一原発の収束が長引けば、地球規模の大汚染になるのは目に見えている。本当に大変なことだ。

日本大震災からまもなく7ヶ月がたつけれど、私には答えがまだ見つからない。大地震に大津波。それだけでも甚大な被害を受けた日本。想像を絶する数の方が亡くなった。家が、街が、壊された。生活が壊された。しかしそこに原発事故が加わらなければ、もっと違った今があったろうと思う。何もかもが実に残念なことだ。

この現実の中くじけずに、町の復興のために尽力している方々がいる。原発事故の現場でも、命懸けで働く人々がいる。しかし私は、避難しないで放射線の影響を受けざるを得ない地域に暮らしている子どもたち、弱い人たちのことを考える。中には自分の意思や力で、現実を受けとめて強く生きている人たちもいらっしゃる。だが私は、少し距離があるところに住んでいるのに、すっかり気力が弱ったままである。目に入ってくる秋の気配は例年と変わらず美しい。悲しいほど以前と同じである。けれど確実に、今までとは違う世界が広がっているのだということが、受け止めきれない。せめて身体だけでもなんとか折れないで、子どもたちのためにしっかりしなくてはと思ってはいるのだが。

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2011/10/03

癒しの色・ルリマツリ

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何年か前に、ベランダにひと鉢買ったルリマツリ。夏が終わり秋になって、とうとう枯れたルリマツリを、捨てるのももったいないので物干し台の横に植えた。すると翌年から少しずつ増えて、今では花をたくさんつけている。

今年は10月になっても、まだこの美しい花が咲いている。「野の花を見なさい。」とはイエス・キリストの言葉。花は美しい。四季折々の花が見られるこの庭を、私は心から気に入っている。その中でも、ルリマツリの色は特に私を癒してくれるように思う。

しかしもっぱら、植物の手入れは母まかせ。80を過ぎてもありがたいことに元気な母ではあるが、昔から庭仕事が趣味だったのに、最近は少々しんどそう。なんとかしないといけない。問題だ。

我が家のこどもたちが成長してきたのにともない、部屋割りが難しい。そろそろ家の中を片付け、他のきょうだいにここをまかせて、どこかに移りたい気が湧いては消え湧いては消え。秋は色々と、物思いの季節である。

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2011/10/01

ふたたび ♪りんごのにおいと風の国

ユーミンの ♪りんごのにおいと風の国(←ここをクリック)

10月になったので、この歌を再び思い出しました。秋の夜長に、切ない想いを抱いて聴くイメージ。

OLIVE
OLIVE松任谷由実

EMIミュージック・ジャパン 1999-02-24
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実は私は、松任谷由実のファンでありながらこのアルバムは持っていなくて、この曲に出会ったのは去年のこと。当時の私と今の私は繋がっているのに、心境は大分違うような気がする。でも、やっぱり胸が打たれる。この歌に慰められながら、眠りにつこう。

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