葉っぱのブローチ
友から厚みのある封筒が届いた。何だろうと期待しながら開けてみると、中から出てきたのは緑色の葉っぱのブローチだった。
緑色は気持ちが穏やかになるから、私は好きだ。普段からそう思っているせいか、私が弱っているのに気づいて、友がそれを送ってくれたような気がした。そこでお礼のメッセージを発信したら、すぐに返事をいただいた。なんとそれは、おばあさまの形見の品なのだという。私がそんな大切なものを頂戴して、いいのだろうか。
迷うところだが、彼女がいろんな気持ちを込めて私に送ってくれたのだから、有り難くいただくことにした。大好きだったおばあさまのブローチを、きっと彼女は大切にしまっていたのに違いない。そして今度はそれを、私に~そしてゆくゆくは私の娘に~と贈ってくれた。私はその優しい心遣いを十分に受け取った。
神様って不思議だと思う。思わぬ形で、私にエールをくださるから。…私がもう少し元気になったら、今度は私にも何かできることが見つかるかも知れない。その日まで私は友に甘え、緑の葉っぱに優しく心を撫でてもらうことにしようと思う。ありがとう。
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コメント
ののかさん
私も緑色、特にオリーブ色がとても好きです。
でね、何年か前に現在100歳の友人から
はっぱのブローチをいただいたんですよ。
黒なんですけどね
投稿: ikko | 2011/10/21 00:11
ikkoさん、
そうですか~オリーブ色もいいですね
それから、人生の先輩からのプレゼントが、同じく葉っぱのブローチとは。
ありがたいですね~、おお、黒ですか。さすが大人だ。。。
投稿: ののか | 2011/10/21 23:04