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2012年5月

2012/05/31

瓜は瓜でも

今日は小玉スイカをデザート用に買ってきた。冷蔵庫に入れておいて、夕飯後に出そうと思い、いつもより奮発したのだ。この頃娘が運動会のあとの疲れかへたり気味であるから、スイカの甘みと水分がよさそうな気がしたのである。

しかしいざその時になったら、就職が決まって明日から勤務の友にお祝いに差し上げたくなった。娘に相談したらOKと言うので、玄関先にお届けにあがった。友は「風呂上がりに食べるね。」と喜んでくれた。同じ時期に就職が決まって良かった。

ところで、届けに行く前に西瓜のラベルを見た娘が「これ何て読むの?」と聞くのである。「スイカに決まってんじゃん。」と私は答える。ほほう、という表情の娘。「じゃあ、南に瓜だとな~んだ?」と尋ねると、「えっとえっと?」と悩んでいる。困ったもんだわ、知らないなんて。そこで私はヒントを出した。「『やさいのおなか』っていう絵本の表紙覚えてない?」「………。」やはり家にない本の印象は、かなり薄いようである。答えはここにあり。(↓カボチャに見える?)

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ついでにツメとウリという漢字を書いて見せて、どっちがツメだ?と尋ねると、なんとなくこれはわかったようだ。そうそう、ツメがあるのが瓜(ウリ)なの。爪にはツメがないの。ママは大分長いこと、ごちゃごちゃにして覚えてたんだよ。。。

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2012/05/30

♪The Long and Winding Road

私は小さい頃から、弱い者いじめが嫌いだった。いじめられる子を助けて、かわりにひやかされるとか叩かれるとか。でも私は悔しくなかった。そうされたっていいから、助けたかった。正義感が強かったのだ。母はそういう私のことを、損な役回りを引き受けると言って嫌った。そんなこといったって、生まれつきの性格だから変わりようがないのに。

中学か高校のとき宗教慈善委員会に入り、とある老人ホームを訪れた。手分けして、入所しているご老人のお話をうかがった。私が受け持った方は女性で、戦争で旦那様を亡くした方だった。その人は人生を振り返っては、悲しくなるような愚痴を最初から最後まで言っていた。私は大体家に年寄りがいなかったので、老人の相手をどうすればいいのかわからず戸惑ったのだが、その人は不幸な身の上を話したいのである。圧倒された私は、うなずくことしかできなかった。あとから集合場所に戻ると、施設の方がびっくりした顔で「今まであの人と喧嘩せずに話をできた人はいなかった。あなたが初めてだ。」と言われた。こういう職業に適正があるということだったのだと思うが、当時はそれに気づかなかった。

けれどやがて大人になりさまざまな社会に関わるようになると、私は優しそうに見えるらしく、なぜか心の悩みを打ち明けられることが多くなった。それが度重なっていくと、自分は心理学の勉強をしたわけでもないのでどう対応したらよいのかわからなくて困った。励ましていいのか悪いのか、なにをどうしたらよいのか。カウンセリングの勉強をしたいと思ったのは、その頃である。

以後今度は自分がカウンセリングが必要なことの方が圧倒的に多くなり、心理学を本格的には学びそこなった。少し家庭の状況が落ち着いてからは、カウンセリングの講座を受けたことはあるが、資格はない。アートセラピーの小さな資格があるだけだ。当然保育や介護の免許もない。でも不思議な巡り合わせで、本日福祉関係の事務所で面接試験を受けたとき、自分の歩んできた道~とても曲がりくねって長い道のりだった~がやっと繋がったような感覚を受けた。私はこういうところで働きたかったのだ。人のために働くという仕事。人生いろいろあったけど、ようやくその入り口まできたようだと思うと、ひたすら感無量な夜である。恩師はカンボジアの子どもたちの「ともだち」になるために、全てをなげうって日本を飛び立った。私は生活の糧をいただくために働くのだから、先生とは状況が全く違う。でも、やりがいのあることにたどり着けた感じなのだ。何か大いなるものの力に吸い寄せられるように。

【追記】 「二十四の瞳」の大石先生のように、「喜ぶものとともに喜び、泣くものとともに泣く」ことを忘れずに、先輩に少しずつ仕事を教えてもらいながら子どもたちと仲良くなって、祈りつつ頑張ろうと思う朝。

【追記2】不適切な表現があったので、訂正しました(2012.06.02)。

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2012/05/29

メロン充電

今日は午前中、横浜の教会の大先輩からお電話があって、ランチに誘われた。その方はご主人の仕事の関係で、数年前から九州に居を移しているのである。

お昼に近所のショッピングモール駐車場まで車で迎えに来ていただいて、お住まいの方のインド料理屋さんに連れて行っていただいた。こういう外食は久しぶり。有難く頂戴した。その後お宅に招かれ、メロンをご馳走になった。一戸建ての落ち着いたおうちで、メロンをいただくなんて生まれて初めてかも。透明なメロンの果汁が身体いっぱいに広がって、細胞が生き返った感覚がした。メロンのあとは、ペットのワンちゃんといっぱい遊んだ。犬は可愛い。私は昔から犬が大好きだから、とても楽しかった。

気づくともう夕方だった。これ以上ご迷惑をかけてはと思いバスで帰りますと申し上げたら「大丈夫よ。」とまた近所まで車で送っていただいて、またまた申し訳なく思った。「お嬢さんに。」と、残りのメロンをお土産にいただいた。

私はいつもこうである。周りの方に有難いご親切をいただいて、いつか恩返しをと思っているうちに、また引っ越すことになる。もう少しして私に元気が戻ってきたら、今度こそお返しがしたい。でもとにかく今は、充電期間なんだな私、とつくづく思った一日だった。

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2012/05/28

♪夕闇をひとり

今日の九州は暑かった。風が吹いても涼しく感じないので、だらだら家事をしながら家で過ごした。夕方少し涼しくなってから、自転車に乗って外出。近くの郵便局に行ってから、今度は結構遠くまで菜種油を買いに行った。帰り道、川端に水色と紫のアジサイを見つけ、もうすぐ梅雨なんだなと思った。間もなく5月が終わろうとしている。

帰宅してすぐに、娘が帰ってきた。お腹が減ったとぐったりしているので、大急ぎで冷しゃぶサラダとゴウヤーチャンプルを用意し、こじんまりと夕飯にした。食後まだ陽が残っているうちに、もう一度私は自転車で外出。ドラッグストアで洗濯石鹸、リンス、浄水器のカートリッジを購入。レンタル屋では、期限がきたCDをカウンターへ返却。

店の外に出ると、さすがにもう薄暗くなっていた。時刻は7時半すぎ。そして空中にコウモリが飛んでいるのを見つけ、とても懐かしく思った。夕暮れ時にコウモリが飛ぶのに気づいたのは、子育てしていた北陸の街でのこと。その後横浜に越したら、そこでもコウモリは飛んでいた。そしてここ九州でも。どこにでもいるんだなぁ、君は。

そのまま自転車専用道路を走っていくと、近くの高校の生徒たちが、ライトを点けた自転車で大勢帰宅するのに遭遇。ちょっと慌てた。横浜で高校生をしている息子はこういう群れ方をしない子なので、高校生が大勢という光景は私には新鮮。この町で娘は、きっと高校に通うのだ。息子はいつになったら、こっちへ来てくれるだろう。少し切ない思いがしたとき、風がさぁっと吹き渡っていった。

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2012/05/27

『ぼくのあおいほし』と「風」

『ぼくのあおいほし』について、おととい記事を書いた。どうも読む気にならないと。

ぼくのあおいほし
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今夜はその後、のお話。実は娘がこの絵本を見つけ読みたくなったらしく、表紙を開いた。私はどきっとして「原発の話なのに私わからないで借りてきちゃったのよ。」と言った。娘は絵の色に興味があるらしくて、「ママこれすごいよ、これすごいって。」と興奮。この子怖くないのかな?と思いながら、こわごわ一緒にページをめくる私。

私がなぜ嫌な気分がするかというと、20年以上前からもし再び事故が起こったらこんな悲しいことになるよ、と懸念されていたのに、結局もう取り返しのつかない事故が起こってしまったという事実を、未だに直視できないから。この国に生きる大人として、子どもたちにたいして罪悪感にあるからだと思う。 しかし娘は「この人ね、赤い色なんて普段使わないんだよ。だけどこのページだけ使ってる。」などと分析し、最後のページでは、最初青かった地球の色が変わっているところに気づいた。現実を見据え将来を生きる覚悟ができているのは、実はこの子の方なのかもしれないと、怖がってばかりいる私は考えを改めた。

++++++++++++

このこととは別に、現在詩に凝っている娘が、今度はこんなのが気に入ったと話をしてくれたのが、石川逸子の「風」。

遠くの出来事と近くの出来事に人々が違う反応を示すことを、風のつぶやきのように言葉で綴ったこの作品は見事。この娘は昨今の日本の雰囲気を、感覚として分かっているのだと私は思った。

【追記】よく頭が回らない深夜に書いたからか、記事のタイトルが今朝になってみるとしっくりきません。そこで『ぼくのあおいほし』と「風」に変更しました(2012.5.28)。

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涙について

どうもこの頃、私の涙腺は緩みっぱなしである。泣けて泣けて、涙がどこにこんなに溜まっていたのだ?というくらい。泣くなんて辛いのね!と心配される方もおられるだろうが、涙が出るのはいいことのようで、涙のあとは気分はすっきり。悲しい涙も感動の涙も、あふれた分だけ流してしまうのは、精神衛生上とてもいいようだ。

大体「二十四の瞳」を見たら、感動シーンが多すぎた。時代に翻弄され命を落とす教え子、奉公に行く子、身体を悪くする子、夜逃げする子。教師の方も、思いがけない怪我、結婚~戦争~相次ぐ家族の死~ですっかり老けてしまう。苦労の連続。その中で今回一番泣けたのは、百合の絵柄のアルマイトの弁当箱の話。もう涙が止まらなくて困った。しかしあたたかい感動の涙は、心の澱を洗い流してくれた。私は大石先生は大変正直で人間的であり、聖書の言葉でいえば「喜ぶ人とともに喜び、泣く人とともに泣く(新約聖書・ローマの信徒への手紙12:15)」人であったために、生徒にも家族にも愛されたのだと思う。女性として、その生き方に大変励まされた。

Img_0875 【懐かしい慰めのハート】

今日泣けたのは、日曜の礼拝の最中。懐かしい知人の姿を会衆の中に見つけた途端、涙があふれて仕方がなくなった。その人が私の在籍する教会にいた頃、5年ぐらい前だろうか。私はまだ子どもたちの世話や生活のことで頭がいっぱいで、迷ってばかりだった。でも教会で楽しい仲間に恵まれてもいたので、おひとりずつ家に招いて一緒にご飯を食べたり、子どもと遊んでもらったりしたのだった。その思い出が甦り、一瞬のうちに現在の状況と比べてしまったものだから辛くなった。いつになったら私は「約束の虹」を見ることができるのだろう?平安はどこにあるのかと、心が折れた。~しかし礼拝説教を聴き、美しい讃美歌に包まれているうちに、できる限りのことをしているのだから、これ以上悪いことはないだろうという不思議な安心感がわいて気持ちが落ち着いてきた。今度は感動して、お祈りしながら涙した。

今日は創立記念日で、教会では全員で記念写真をとることになっていた。私はまだ来て間もないので遠慮しようと思ったのだが、今日たまたま出たのよと言う女性から声をかけられ、最前列に座り写真におさまることになった。その女性は癌で何度も入院したとおっしゃる。その度に、天を仰いで病気を退散させたとおっしゃった。短時間によくこんなメッセージを他人に伝えることができるなぁと感心しながら、私はなるほどとうなずいた。早めに帰宅する私を見つけて、又その女性が声をかけてくださった。また逢いましょうと。不思議な出会いだったと思う。~確かにどんな涙でも、流したあとに下を向いていたら、いつの間にか心が折れっぱなしになる。泣いたら今度は顔を上げ、天を仰ぐことにしよう。上を向いて歩こう

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2012/05/25

ぼくのあおいほし

今日は雨だったし寒かった。懐かしい人の電話が昨日も今日もあって、落ち込んだ気持ちが随分救われた。こんな時は独りで家にいても仕方ないので、午後になってから図書館へ。 目的の小説を借り、ついでに絵本のコーナーに行ってみた。気分はブルー。だから青い表紙の本を選んで借りた。ちょうど現代美術館で展覧会をやっている、葉祥明の絵本。

ぼくのあおいほし

ぼくのあおいほし 葉 祥明

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帰りの市電の中で、 内容を見てびっくり。発行された年を見ると、チェルノブイリのあとに描かれた絵本。どうみても原発反対の絵本。これは弱気になっている今の私にはきつい。

これ以上落ち込むのが嫌なので、家に帰ってからは中を開かず、絵本棚に表紙が見えるように置いた。何も考えず、この絵だけを見る。青い色は落ち着くから好き。

長く不安な一週間が終わろうとしている。来週はいい話題があるとよいと思う。

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2012/05/24

二十四の瞳

この頃私が今もう一度見たいと思うのは、この映画。小豆島が舞台の心温まる名作映画である。…主人公の大石先生は高峰秀子演ずる、新任の若い女の先生。小豆島の小学校の分校にきて、なかなかなじめない環境であっても、子どもたちのために一生懸命教師として勤めている。心温まるエピソードの数々は、私が紹介するまでもないと思う。 でも世の中は段々、戦争へと駆け足で進んでいた。戦時教育についていけない主人公は、教職を辞した。やがて戦争になり、教え子のうち何人かは戦死。大石先生の夫も戦死し、主人公はまた島の教師として同じ学校に赴任する。

教え子たちは、女の子も男の子も、それぞれ困難な時代を乗り越えて数は減ってもそこにいた。戦死した子どもの墓で泣き崩れる先生。先生が島に赴任してから、20年の時が過ぎた。その同窓会の場面。戦争で視力を失った教え子は、みんなで写っている想い出の写真が心に刻みつけられていたのだろう。写真を手にして、ここにいるのが誰でその隣が誰、と全て覚えていてた。教師にとっても生徒だった者にとっても、一番楽しかった想い出がそこにあったのだ。その場面が何と言っても涙を誘い、私は今でも田村高廣の演技が忘れられないのである。

見事な反戦映画であるのに、小豆島の美しい風景と子どもたちの姿が、他にも沢山のメッセージをくれる傑作。やはりもう一度見たい。今からレンタル屋に行ってみよう。

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さて、最近の日本に蔓延している「いやな感じ」の中にいると、こういう悲劇がもっと陰湿な形で今後起こるんじゃないだろか、と思えてならない私。だからこの映画をもう一度見たいと思うらしい。…日本は焼け野原から戦後大きく発展し、生活は豊かになった。私もその恩恵を受けて育った世代だ。ここ数日騒がれているスカイツリーは、その象徴にも見える。…けれど豊かなはずの戦後ニッポンは、実は今やほころびだらけだ。貧富の差は拡大し、夢も未来も語れない現実の中、子どもたちの瞳の輝きは曇る一方に思える。どこに希望を見出せというのだ。これで基本的人権は守られていると言えるのだろうか。健康がこれだけ脅かされているのに、大臣は「大丈夫」と言う。「直ちには。」と言っていた政治家もいた。それを「本当に大丈夫なの?」と疑いながら、子どもを守れなかったのはこの私。まるで戦争中である。この時代を生き抜くには、これまで通りの生活にしがみついていては駄目。何が一番大事かをもう一度考え、なんとか子どもの未来に可能性を残すのが大事と自分は思う。現実は相当厳しい。でもなんとかしたいと思う。だからこれから大石先生に、勇気をもらおう。映画を見てる余裕はないけど、心を元気にしないといけないから。

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2012/05/22

アマリリス

今日はどうも朝から北九州の動向が気になって、落ち着かない気分だった。ピンことない方はぜひこちらを(→★)。関心を持っていただけたらと思う。ついでに広域処理の問題点についてはこちらを参考に(→☆)。

本当は仕事探しにも行きたかったが、心乱れている時にできることでもないと思い直した。そして、こういう時こそ教会へ顔を出そうと、昼過ぎに紫外線対策をばっちりして自転車で出掛けた。そしたら典型的な「もっこす」(熊本気質の男性という雰囲気)のおじさまや同じ年頃の女性、初老の男性と初めてお話して、色々お話を伺えて楽しかった。その後牧師夫人に昼ご飯をご馳走になり、有難いやら申し訳ないやら。

そのあとお出かけのお伴をして、とても品のあるご夫婦宅を訪問。玄関先に咲いたアマリリスが印象的。お宅では話の輪に入れていただいて、とても嬉しかった。当地の特産新作菓子をお土産にいただいたり、お孫さんのアルバムを見せていただいたり。お身体にハンディキャップがあるお二人が、仲睦まじく穏やかに暮らしていらっしゃる。お子さんを3人育て上げる中で、どれほどの苦労があったことかと想像されるが、今でも社会問題に明るく聡明なご夫妻。自分たちのことだけでなく、周りのことにも気を配り社会と繋がっている。私は、年齢を重ねても労わりあい、感謝を忘れず暮らしているお二人に出会い、非常に羨ましいと思ったと同時に心が洗われた。

今日咲いていたアマリリスを、私はこれからずっと忘れたくないと思った。どんな困難にあっても、身近な人と繋がって支え合うことを大事にしよう。感謝の気持ちを忘れないでいようと。

Img_0870

【追記】横浜の実家では、今年も池にスイレンが咲いたという。昨年撮った写真を見ながら、懐かしく思っているところ(写真アップは2012.5.23)。

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2012/05/21

マックポテト

今日は体育大会の振り替えで、子どもは休み。部活の仲間と、市内に遊びに行った。アニメの店やマクドナルド、熊本城に行ったとか。ちょうど私は仕事探しに出ており、昼にこどもからメールが来てなんだろうな?と眺めたら、こう書いてあった。「マクドナルドのポテト食べて大丈夫?」

大丈夫も何も、ファーストフードは身体に悪いぞ、と思うけども、こどもが小さい頃はあまり考えずに楽だからよく食べさせていた。浅はかな母であったと反省する。おまけのオモチャにつられて買い与えるなんて、ね?しかし少なくともここ数年は、親子で「やめとこ~!」と合意の上食べてなかった。しかしここでは、親しくなったばかりの友達たちがマクドナルドに入りたがったのだろう。段々こういう場面に、わが子は遭遇する機会が増えるだろう。これからどうするんだろう。子どもが自分で知識をつけて臨機応変に対処するしかないのだ。自分の健康は自分で守る!そうできる大人になってもらいたい。

丁度数日前に私はチダイズムというブログで、ハンフォード近郊でとれたジャガイモを材料にしているマックポテトは危ないと言われているが、噂だけではわからないので測ってみたという記事を読んでいた。なので「放射能はたぶん心配ない。」と返信した。「太るのが心配ならやめておけ。」と。(遺伝子組み換えとかそういった部分での心配は大いに残るのに…。)

結局娘は友達の雰囲気にのまれ、なんとポテトだけでなく他のものも色々食べてしまったらしい。ファーストフードはつきあいがあってたまには仕方ないかもしれないけど、できればチェーン店でなく、地元のお料理屋で外食してね、と私は思うのだった。難しい問題だけど、これからもできるだけ頑張ってほしい。。

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2012/05/20

パイナップルひとりぼっち

西表島のミニパイナップルを、お店の人に勧められて購入。机の上に置いておいたら段々熟してきて、いい香り。

早く食べたがった娘に「明日の運動会のお弁当に入れるから、それまで我慢ね。」と言いきかせた。

そのとき頭に浮かんだお話を、絵本風にまとめてみた。ちょっと五味太郎風かな?

  →♪Dawn Purple 「パイナップルひとりぼっち」

Img_0061

今朝弁当に入れる直前に、慌てて撮った写真なので、光の加減と角度がちょっと残念。思いついたら即行動しないとだめだな、と反省。

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2012/05/19

「鳩」が好き…火の国より…

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詩のこころを読む (岩波ジュニア新書) 茨木 のり子

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娘がこの本に紹介してある「鳩」(高橋睦郎作)という詩にはまっている。電話で兄に、「本当にいいの!」と紹介している。流行曲を教えてるようなノリなところが面白い。「詩」って、本当にいいよね。

++++++++++++++

今日は体育大会の練習があって、娘は弁当持参で土曜だけど登校。ソーラン節の振り付けが、関東にいた時とは違うそうで、一生懸命練習している。まるで同一人物じゃないような姿に、私は正直驚いている。午後3時ごろ、また日焼けして帰宅した。少し遅れて担任から電話を頂戴した。「お嬢さんのことなんですが、とてもなじんで楽しそうです。お母さん心配しておられましたけど、決心して引っ越してこられてよかったですね。」とのこと。私はほっと一安心。学校で本当に楽しくやってるようだ。よかったよかった。

++++++++++++++

そういえば、娘に昨日質問されたことがあった。「ねぇ、熊本が舞台になったNHKのドラマってあった?」聞かれてすぐに答えられる私は、相当なTVっ子だ。「『火の国に』っていう鈴鹿景子って人のがあったわ。よく覚えてるなぁ~私。」さて、みなさんは記憶にあるだろうか?

因みに、引っ越してから私は殆どTVを見ない生活なので、コンセントは抜いたまま。たまに娘が見ているが、その時以外は抜いている。そのおかげかもしれないが、初めて払った電気代がとても安かった。もしかしたら、節電にTVを見ないっていうのは効果があるのではなかろうか?なんとなくTVをつけっぱなしにしている方、ちょっと実験してみてはいかが?

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2012/05/18

心の支えと好奇心

せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本) バージニア・リー・バートン

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昨日の朝食の時の娘との会話は、食卓脇の本棚にあるこの絵本についてだった。内容はこちら。 (→♪あの頃のまま)

ちびゴリラのちびちび
ちびゴリラのちびちび ルース・ボーンスタイン いわた みみ

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そして昨日のお昼出先で見かけたのは、この絵本。懐かしかった。この記事はこちら。 (→♪あの頃のまま)

+++++++++++

自分を支えてくれるバックグラウンドって、本当に大事だなぁとこの頃思う。それは私の場合、キリスト教信仰や絵本だったり、昔よく聴いた歌だったりする。あとは懐かしい想い出、私の人格を形成するのに大いに影響を与えてくれた人物 et cetera。

私を支えてくれるこれらのものや人や記憶を、これからもずっと大切にしたいと思う朝である。

【追記】好奇心も忘れずにいなくては!これは私の得意分野だけれど~と思ったのは夕方。たとえば、この野菜生まれて初めて見たぞ!と買ってみて料理するというように。昨日びっくりした味はこれ。娘が一口でやめてしまって、がっかり。でも面白かった。地図もどんどん見て、探検探検。…ということで「好奇心」をタイトルに加えました。

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2012/05/17

私の赤い靴

幼い頃お隣に、私たちきょうだいをとても可愛がってくれるお姉ちゃんがいた。お裁縫が上手で、私や妹にワンピースを縫ってくれたり、面倒をみてくれたりする優しい人だった。やがてお姉ちゃんは、お嫁に行った。そして私も年頃になり、家を出た。…それから何年たったろう。私は子どもを連れて実家に戻った。それから数年して、今度はお姉ちゃんが家族全員で隣の空き地に家を建て引っ越してきた。色々事情があって、東京のお店をたたんだらしい。たぶんそれは、3~4年前のことだと思う。久しぶりに逢い、ゆっくり話をした。お互いに亡くなった父のこと、そして私のいろんなこと、子どもたちのこと…。その後お姉ちゃんは、日々格闘していた私をそっと励ましてくれ、よく職場近くの美味しいシュークリームを差し入れてくださるのが有難かった。

ある時お姉ちゃんがこう言った。「ののかちゃん!元気のない時はね、赤い靴を履きなさい。気持ちが元気になっていいわよ。私は今まで、辛い時はいつもそうしてきたの。」…そう言われても、赤い靴なんて二十歳の頃履いたきりだ。40を過ぎた私にそう言われても、と当時の私ですら戸惑った。しかし今回九州に越してくるにあたり靴は殆ど捨ててきたので、新しいのを買わなければならない。九州に到着した日、私は靴屋でお姉ちゃんの言葉を思い出した。そうだ、買うなら赤い靴にしようと。

私は九州初日、デザインが気に入った赤い靴と普段履きのスニーカーを買った。しかしなかなか元気が出なくて、赤い靴は下駄箱に入れたままひと月半が過ぎた。…でも今日は、何となくだが朝から赤い靴の気分だった。昨日クリスマス以来になる知人と食事をし、凹んでいた気分が上向きになったからかも知れない。「そうだよ、これから元気出さなくてどうする?」と自分を励ますため、お姉ちゃんのことを思い出しながら私は赤い靴を履いてみた。せっかくなので、出先で靴に合う洋服もそろえた。そのスタイルで自転車に乗り、お洒落な湖畔のカフェで行われている手芸作家たちの作品展でお買い物。

Img_0060Flicoさんに誘われたイベント】

家に帰ってからも楽しい気分が続いた。赤い靴って確かにいい。今度はいつ履こうか?などと考えてるところに、娘が帰宅。「ママ~。今日可愛い服だね!」と久しぶりに誉められた。普段は点数が厳しいのに、娘が誉めてくれるなんて珍しいじゃん!ますます嬉しい私。~ということで、今日はいい日だった。お姉ちゃん有難う。赤い靴って本当に、心にも身体にもいいみたい。

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2012/05/16

せんたくかあちゃん

せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集)
せんたくかあちゃん (こどものとも傑作集) さとう わきこ

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私はこの絵本に出てくる洗濯大好きなお母さんを、うちのおばあちゃんみたいだねぇと言いながら、子どもたちと一緒に大変好んでこの絵本を読んだ。とても面白い本なので、私も子どもたちも大好きだった。私は愛情をこめて母のことをときどき「せんたくばあちゃん」と呼んだりした。しかし住む場所と家族構成が変わった為に、今は私が毎日毎日、洗濯を山のようにしている。狭いベランダに工夫しながら洗濯物を干す生活は、とても久しぶりのことだ。

***************

洗い替えの体操着を購買部に買いに行く暇がない娘のせいで、体育大会寸前のこの頃は特に、毎日1組しかない体操服を洗濯。夏服になった制服も洗濯。これで明日の朝までに体操着が乾いてなかったら大変!

黄砂が飛んでるらしいから、本当は外干しはしないほうがいいのかもしれないが、気になる洗濯ものはほかにも沢山あるので、日中は外干し。 それをパタパタはたいてから、家に取り込む。よく乾くので、日に何度も洗濯機を回す。

しかし梅雨になったら、どうやって乾かそうか。コインランドリーとか、エアコンになるのかな?今から対応策を練っておかねばならないと考える今日この頃である。

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2012/05/15

ノアの箱舟にかかる虹

Img_0056

これは先日思いのままに作った、私のちぎり絵。制作した時の気分はこちらに(→★)。

結局虹が好きな私は、ノアの箱舟の絵を描くことになってしまったのですけれども、これは大胆にも今日から新しく通い始めたこの町の教会のギャラリーに展示されております。人生の何度目かの転機を迎え、混乱していた時期を過ぎて、ようやく気持ちを表現できた大事な作品になりました。

茶色の和紙を沢山ちぎったものの、結局虹の部分から作り始めて、残った茶色はピンクの大地の上に次々に貼りつける形になりました。

これを読み解くとどうなるのか?私はちょっとだけしか勉強してないので、もう忘れたことにしましょう、色彩心理。セルフセラピーになったことだけは確かなのですけれども。一応この作品とセットにした聖書の言葉は、こちらの記事に紹介してあります(→☆)。

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ギョウザの話

週末娘と私の愛読書の話になった。紹介されているあの詩がいいこの詩がいいと意見をかわしているうち「住所とギョウザ」(岩田宏作)のところで、「リイ君可哀そうだった、僕も可哀そうだった。」と近代日本の負の歴史によって、二人の少年が辛い思いをしたことに二人して同情した。作者は自分もリイ君を冷やかす側にまわったことを、大人になっても後悔し続けているわけなのだが、そういう自分の恥ずかしい部分を詩に表現しているところが素晴らしいと思う。

その他に紹介されている詩も、どれも読んでいて恥ずかしいと思う表現はない(私がこれちょっとねぇと言葉にしたら、娘は、ここに紹介してある詩は、恥ずかしいのは一つもないと茨木さんが書いていると私をたしなめた。本当にその通りである)。そういう珠玉の現代詩ばかりを集めたこの本は、とても素晴らしい。時代を超えて当時の私と同じ年頃になった娘が、こんなに感動するくらいだから。

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さて話は元にもどって、ギョウザの話。この詩の影響かどうか知らないが、久しく作っていなかったギョウザを娘にリクエストされ、今夜は二人分だけちょっこりだがギョウザを焼いた。そしたらまたこの詩の話になり、「あぁリイ君!!!」と二人して嘆きあった。けれどもギョウザはなかなか上手に焼けたのだった。

本当は、テフロン加工ではなく本格的なフライパンで焼いたため、熱伝導がよすぎて一部底が炭化してしまったのは失敗。次回はもう少し上手に焼きたいと思う。

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2012/05/14

母の日~動植物園と豆腐のこと~

昨日は母の日だったが、日中出掛けたらすっかりくたびれてしまった。娘から特別なプレゼントもないので、それならと夕食のために米を娘に研いでもらった。出来ないというので、一から教えた。ついでにせっかくだから料理も頼みたかったが、娘はこれまた全然できないと言う。困った。その時脳裏をよぎったのが、この間冷凍庫に放り込んだあの食材。それは?豆腐である。旅行に出るとき冷蔵庫を開けたらその日が賞味期限だったので、仕方なく冷凍庫に入れたままになっていた。豆腐を冷凍したのは、私は初めてだった。

ということでおっかなびっくり、冷凍庫から豆腐を娘と実験気分でとりだした。見事に凍ってカチカチであった。まずはとにかく、お湯でかなり煮たら元に戻った……というのは間違い。人から聞いたことはあったが、豆腐はなめらかさを失い、すかすかになっていた。なので食べやすい大きさに切り、ニンジンやジャガイモと一緒に煮た。高野豆腐の含め煮の完成である。その他はまがり胡瓜を切ってポン酢をかけ、ご飯と一緒にいただいた。「美味しい?」と娘が気にしてたけど、とっても美味しくご飯が炊けていて私は嬉しかった。

+++++++++

さて、昼に遊びに行ったのは、江津湖とそのほとりにある動植物園。バラが美しく咲き乱れ、いろんな動物がいて、にぎやかだった。

Img_0045 【薄曇りの江津湖】

Img_0053 【ホッキョクグマ】

Img_0032 【バラ園】

Img_0055 【ペンギン】

他にも色々動物がいた。シロサイとかキリンがよかったな。遠くもないので、この次は湖をサイクリングしてみようと思う。

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2012/05/12

♪Hello, Goodbye

昨日は中学に入りたての娘の授業参観があった。科目は英語。とても楽しい内容で、私は感動してしまった。私が中学の時も、自分に苦手意識がなく、そしてこんなに楽しい授業だったら、今頃私は随分英語が話せたんじゃないだろうか、と思ったりしながら授業を眺めた。

中でも感心したのは、みんなでビートルズの♪Hello, Goodbyeを練習していたところ。簡単な歌詞だけど、深いし心に残るじゃないの。いいねぇ、ビートルズ。

今日は娘はのんびりしている。昨夜見た「風の谷のナウシカ」の話をしたり、ピアノを弾いたり、絵を描いたり。私もゆっくり。それで二人で、この歌を歌って感想を述べ合ったりした。

そういえば、子育てを一生懸命していたころ住んでいた町の友人2人から、今日は連絡があった。私が九州に引っ越したことなどまだ知らないので、2人ともとても驚いていた。彼女たちとああだこうだといいながら励まし合って子育てしていたのは、もう10年以上前のこと。そして距離が離れ年月がたっても、こうして繋がってるんだなぁと思うと、私は胸がいっぱいになった。数は多くなくてもいいから、本当に分かりあえる人とは、これからもこうして繋がっていたなぁと思う昼下がり。

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2012/05/11

♪秋桜(コスモス)~母の日を前に~

今朝頭に最初に浮かんだ曲は…春なのに♪秋桜(コスモス。母のことを昨日考えていたからだろうか。

Img_0012 【去年秋のコスモス】

町で広告を見て、そういえばもうすぐ母の日だと思っていたところ、「夏の服一枚忘れていったでしょ。」とブラウスが一枚届いた。昨日の昼のことである。そういえば数日前に、母がわざわざ郵便局まで行って、九州の私に送ったと聞いていた。それは私のお気に入り。母は今とても足が痛くてもうすぐ手術をするというのに、私のために封筒に宛名を書いてバスに乗って出掛けてくれたのだ。

もちろん服が届いた報告の電話はすぐにしたけれど、夜中になってしみじみと、母親というものは有難いものだと私は思った。長い間私は親に反抗ばかりして、和解するにも大分時間がかかってしまった。問答無用の母に、私は小さなころから苦しめられた。きょうだい4人の中で、一番要領が悪く失敗ばかりする私のことを、心配しての子育てだったのだろうが、できの悪い私には母の心の奥が見えなかった。そんな母も今では歳をとって大分丸くなり、何より父に先立たれたことで随分変わった。それからは一緒に力を合わせて暮らしてきた。今度は私が母となり、子育ての苦労を母に聞いてもらい助けてもらい、私は「赦す」ということの意味を知った。もう親への恨みつらみよりは、感謝の方がずっと大きい。同じ敷地に9年暮らしたのだ。のっぴきならない事情で、この春私は遠くに越してしまったけれども、せめて母には長生きしてもらって、私に親孝行をもっとさせてもらいたい。

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「春なのにコスモスみたい」という口紅のCMが昔むかしあったっけ。私は春なのに、今朝は♪秋桜 を想い出してる。5月だから春というよりは、初夏だけれど。~こうして聴いてみると、何と言う味わい深い歌詞だろう。山口百恵もいいけれど、曲を作ったさだまさしの歌もいいな、と少し涙ぐんでいる朝の私。

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2012/05/10

♪想い出がいっぱい

009 【数年前のシャクナゲ】

母に電話をしたら、今年もシャクナゲが満開だそうである。

私はこのブログを始めてそろそろ7年になるが、そういえば横浜の庭の花をカメラに収めては、ブログに随分アップしたものだった。こうして離れて暮らすことになる日が来るなんて思っていたわけではないのだが、そんな予感はずっとあった。だから撮影した写真は全部、今では大切な宝物になった。

考えてみると、移ろいゆく四季の花々を何年にもわたり繰り返し楽しめたことは、とても幸せなことだったと思う。写真を眺めていたら、庭の芝生にシートを敷いて、まだ小さかった子どもたちと一緒におにぎりや焼きそばを食べ、遠足気分を味わった時の写真が出てきた。あの時の笑い声が、写真から聞こえてくるような気がする。一緒に出かけた旅の様子、友人が訪ねてきた時のことなど、色々沢山。

この季節は、これから梅ジュースやシソジュースを作ったものだった。美しい色、爽やかな香り。何もかも懐かしい想い出。もう帰れない、懐かしい日々。

懐かしい歌はこちら(→♪想い出がいっぱい

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2012/05/09

♪心の色

昨日、現在の心境を作品にしてみようと思った気分は、今日も続いていた。ということで、色々な用事をすませてから路面電車に乗り、この町の画材屋に足を運んだ。

そして、今日の気分に合った色の和紙と台紙と額を選んだ。売り場を眺めまわしてみると、娘が通っていたアトリエには、今にして思えば素晴らしく沢山の画材があったのだとわかった。自分で揃えるとなると、意外に値段の張るものばかりだ。今回は店員さんに手伝ってもらい、予算内でおさまったのでほっとした。

帰り道再び路面電車に乗り、自転車を置かせてもらった教会に顔を出したら、牧師さんと顔見知りの信徒さんがギャラリーの準備をしている最中だった。教会の創立記念のギャラリーが近々始まるのである。

聖書の中から気に入った言葉を選び、それを作品にする。あるいは、自分のお気に入りの作品に、聖書から持ってきた言葉をつけてもいい。手芸でも絵画でも写真でも、作品は何でもいいとのこと。無謀にも私は、出品することにした。~私は聖書の言葉と感想を書いた紙だけ先に提出。現物はこれから作る!私の心の色は、どんなふうな絵になるだろう?締め切りは明後日。さて今夜明日は、楽しんで創作活動に勤しもう。

※中村雅俊の懐かしいこの歌はこちら→♪心の色

Img_0033 【スズラン】

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2012/05/08

♪消灯飛行

今日息子が、関東に帰って行きました。九州の私たちとは、全部で11泊一緒に過ごしました。彼曰く「ママより俺の方が、ずっとご飯作るのはうまい。手抜ばっかりしてる人と僕のでは、質が違う。」そうです。ハイその通りです。でも主婦は、手早く幾つかの仕事を同時進行でこなさなくちゃいけないの。勘弁してほしいと思うけれど、彼の評価は厳しいのでした。恨みつらみがこもっているようでもあり、私の心は痛みました。家族のために作り続けた味噌は、彼のために置いてきましたが、冬までもつか気になります。あれがなくなるころには、ここにきて一緒に暮らしてほしいものですが、そう簡単にはいきそうもありません。

付き合いの広い方ではない息子は、密接に付き合いのある人たちとの繋がりを断つことができないので、私たちと一緒に九州に引っ越すことを断固拒否しました。その気持ちはわかります。うざったい親と離れ独り暮らしして、自分の力を試したいのも理解できます。でもそれは、平時ならではのことです。私は今は非常時だと認識しているので、健康被害も心配だし地震だって心配だから、穏やかな気持ちで彼を今日送り帰すことはできませんでした。

昨日の夜もそっと泣いたし、今日はいつものように憎まれ口をたたかれたら、もう我慢できなくてわんわん泣いてしまいました。泣いても泣いても、心の中の涙の泉は、未だ枯れそうもありません。

私は随分遠くまで来てしまいました。先行きがなかなか見えません。悩みはつきません。空港からのバスの中で、心に浮かんだのは、このユーミンの名曲でした。明日はこの気持ちを、何か作品にしてみたいなぁなんて思っています。

   ♪消灯飛行

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2012/05/07

夏服

長かった連休が明けた。わが家では、前半は娘が胃腸炎でダウン。後半まだ万全の体調ではなかったが、関東から合流した息子と一緒に小旅行をできてよかった。それから一日ゆっくり休養して、今日から久しぶりの学校。12日ぶり?

学校の方は、今日から夏服。生まれて初めてのセーラー服を着て、友達と登校する娘を見送りながら、私は清々しい気持ちを味わった。季節はまさに初夏。関東より季節の訪れが早い。ここは九州だから。

引っ越して一カ月が過ぎ、心配ごとは山だ。…昨日礼拝に出る前に思ったこと。やれるだけのことはやろう。思いついたことはしてみよう。困った時は助けを求めよう。そして最後は神様にゆだねよう、と。頭に浮かんだのは、ずっと以前人生の危機に際して私を支えてくれた聖書のこの言葉。

「恐れるな。わたしはあなたと共にいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。 わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手であなたを守る。」(旧約聖書 イザヤ41:10)

【↓数年前のお隣さんの木から摘んだユスラウメの写真】

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2012/05/05

天草の旅

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娘の胃腸炎が治ったので、せっかく九州に来てくれた息子にGW気分を味わってもらいたかったし、熊本の天草に3人で行ってきました。

キリシタンの天草キリシタン館や見どころはいろいろある島ですが、私たちにはとにかく、お魚づくしの旅となりました。宿は急な予約にもかかわらず、大変心のこもったおもてなしをしていただけるいいところでした。本当は家族そろっての記念写真が撮りたかったのですが、思春期の子どもたちにそれを求めても無理な相談。残念ですがあきらめました。

この「鯛めん」というのを息子が食べたがっていたので、今日のお昼にいただきました。干しシイタケの出汁がちょっと心配だったけど、せっかくの旅行なのでおいしくいただきました。

帰りは渋滞でバスの中でくたびれてしまって、家にたどりついても皆無口な状態。この閉塞した状態を打破すべく、私は今からお腹が休まるお料理を出すところです。

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2012/05/03

きょうだいカレー

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今日は、大分元気になった娘が兄を手伝って、一緒にカレーを作ってくれました。

香ばしい本格的なスパイスをミックス。阿蘇のヨーグルトに浸け込んだ鶏肉入りのカレー。

息子のこだわりカレーの作り方、見ていて覚えました。味は本当にとっても美味しかったです。複雑な風味がお見事でした。

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明日は3人で、小旅行に出かけます。息子がいい空気を吸って、美味しい魚を食べて、沢山楽しんでくれるといいと思います。

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2012/05/02

スイカが旬

今日も昨日お呼ばれしたお宅に出掛けた。娘はまだ本調子ではないのだが、病の気分が吹き飛んだようだ。今夜もまた、感謝感謝の夜だった。

息子の作ったうどんが好評で、夏休みに来た時には、また別の料理を!とリクエストされまんざらでもない様子の息子。これは楽しみである。さりげなく誘ってくださり、本当に有難いことだ。私は奥様の作ってくださったサツマイモの天ぷらに、特に感動した。今まで食べた中で、一番美味しいサツマイモだった。

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熊本のスイカは、今が一番美味しい。なんでこんなに甘いのか、というほどの甘さだった。

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最後に噂には聞いていたが、熊本の虫は何でも大きいことを今日この目で確認。そのお宅に出現した蜘蛛は、巨大だった。そして俊敏。あれがもしもわが家に出たら、と思うと冷や汗が出る。今から虫捕り網を用意しておこう。蚊の季節も到来したので、虫よけスプレーとベープマットも。

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2012/05/01

親切なご家族

娘が感染性胃腸炎で体調を崩して、もう一週間。連休の谷間には学校に行けるだろうと思っていたのに、かなわず。同じ時期に発症した子はもう元気なんだから、うちは長引きすぎ。いい加減私は落ち込んで、夕方SOSの電話。

九州の友が「それなら今から、みんなで泊まりにおいでよ。」と誘ってくれた。でも娘の病気が全快ではないので、医者に確認してからにするね、と返事。急いで外出を渋っていた娘と傘をさしてお医者さんへ。「これだけ長引くのも珍しいけど、ないことでもないし、症状は少しは改善してるから、今日下痢止め出しましょう。」とのお見立て。「冷たいもの、辛いもの、牛乳以外なら何でも食べていいよ。」とのお言葉も。「まだお腹壊すだろうけど、もう誰かにうつす心配はないよ。」これで安心、出かけられる。

帰宅して、うだうだしていた長男に準備させて、急いで友人宅へ。今日はなんと、ご夫君が仕事で久しぶりに帰宅し、子どもたちとお風呂の真っ最中。こんな一家団欒の夜に乱入して良いの?と私はおろおろ。でも「家に人が大勢いるっていいねぇ。」なんて言ってくださるし、奥さんは「料理してもらって助かるわ~。」と言ってくださる、お子さんたちはうちの子たちと遊んで大喜び。

というわけで、たまりにたまったストレスが一気に解消。こちらに来て、どれだけこのご家族に助けていただいたことか。またまたお言葉に甘えてしまったのだが、明日もお呼ばれしてしまった。恐縮しつつ、明日は朝から人数分のうどんを息子が仕込んで、夕方お邪魔してから切って茹でてみんなでおうどんを食べる予定。なんだかわくわくする。……まだ心配ごとは沢山あるけど、今夜はとにかく有難い幸せ気分で眠れそう。お昼、家族だけで、神様にお祈りしたのがよかったのかな。このまま娘が少しずつ回復して、連休の終わりに家族で一泊山に行けたらよいなぁ。

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