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2012/05/27

『ぼくのあおいほし』と「風」

『ぼくのあおいほし』について、おととい記事を書いた。どうも読む気にならないと。

ぼくのあおいほし
ぼくのあおいほし 葉 祥明

偕成社 1989-04
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今夜はその後、のお話。実は娘がこの絵本を見つけ読みたくなったらしく、表紙を開いた。私はどきっとして「原発の話なのに私わからないで借りてきちゃったのよ。」と言った。娘は絵の色に興味があるらしくて、「ママこれすごいよ、これすごいって。」と興奮。この子怖くないのかな?と思いながら、こわごわ一緒にページをめくる私。

私がなぜ嫌な気分がするかというと、20年以上前からもし再び事故が起こったらこんな悲しいことになるよ、と懸念されていたのに、結局もう取り返しのつかない事故が起こってしまったという事実を、未だに直視できないから。この国に生きる大人として、子どもたちにたいして罪悪感にあるからだと思う。 しかし娘は「この人ね、赤い色なんて普段使わないんだよ。だけどこのページだけ使ってる。」などと分析し、最後のページでは、最初青かった地球の色が変わっているところに気づいた。現実を見据え将来を生きる覚悟ができているのは、実はこの子の方なのかもしれないと、怖がってばかりいる私は考えを改めた。

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このこととは別に、現在詩に凝っている娘が、今度はこんなのが気に入ったと話をしてくれたのが、石川逸子の「風」。

遠くの出来事と近くの出来事に人々が違う反応を示すことを、風のつぶやきのように言葉で綴ったこの作品は見事。この娘は昨今の日本の雰囲気を、感覚として分かっているのだと私は思った。

【追記】よく頭が回らない深夜に書いたからか、記事のタイトルが今朝になってみるとしっくりきません。そこで『ぼくのあおいほし』と「風」に変更しました(2012.5.28)。

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