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2012/05/15

ギョウザの話

週末娘と私の愛読書の話になった。紹介されているあの詩がいいこの詩がいいと意見をかわしているうち「住所とギョウザ」(岩田宏作)のところで、「リイ君可哀そうだった、僕も可哀そうだった。」と近代日本の負の歴史によって、二人の少年が辛い思いをしたことに二人して同情した。作者は自分もリイ君を冷やかす側にまわったことを、大人になっても後悔し続けているわけなのだが、そういう自分の恥ずかしい部分を詩に表現しているところが素晴らしいと思う。

その他に紹介されている詩も、どれも読んでいて恥ずかしいと思う表現はない(私がこれちょっとねぇと言葉にしたら、娘は、ここに紹介してある詩は、恥ずかしいのは一つもないと茨木さんが書いていると私をたしなめた。本当にその通りである)。そういう珠玉の現代詩ばかりを集めたこの本は、とても素晴らしい。時代を超えて当時の私と同じ年頃になった娘が、こんなに感動するくらいだから。

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さて話は元にもどって、ギョウザの話。この詩の影響かどうか知らないが、久しく作っていなかったギョウザを娘にリクエストされ、今夜は二人分だけちょっこりだがギョウザを焼いた。そしたらまたこの詩の話になり、「あぁリイ君!!!」と二人して嘆きあった。けれどもギョウザはなかなか上手に焼けたのだった。

本当は、テフロン加工ではなく本格的なフライパンで焼いたため、熱伝導がよすぎて一部底が炭化してしまったのは失敗。次回はもう少し上手に焼きたいと思う。

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