♪秋桜(コスモス)~母の日を前に~
今朝頭に最初に浮かんだ曲は…春なのに♪秋桜(コスモス)。母のことを昨日考えていたからだろうか。
町で広告を見て、そういえばもうすぐ母の日だと思っていたところ、「夏の服一枚忘れていったでしょ。」とブラウスが一枚届いた。昨日の昼のことである。そういえば数日前に、母がわざわざ郵便局まで行って、九州の私に送ったと聞いていた。それは私のお気に入り。母は今とても足が痛くてもうすぐ手術をするというのに、私のために封筒に宛名を書いてバスに乗って出掛けてくれたのだ。
もちろん服が届いた報告の電話はすぐにしたけれど、夜中になってしみじみと、母親というものは有難いものだと私は思った。長い間私は親に反抗ばかりして、和解するにも大分時間がかかってしまった。問答無用の母に、私は小さなころから苦しめられた。きょうだい4人の中で、一番要領が悪く失敗ばかりする私のことを、心配しての子育てだったのだろうが、できの悪い私には母の心の奥が見えなかった。そんな母も今では歳をとって大分丸くなり、何より父に先立たれたことで随分変わった。それからは一緒に力を合わせて暮らしてきた。今度は私が母となり、子育ての苦労を母に聞いてもらい助けてもらい、私は「赦す」ということの意味を知った。もう親への恨みつらみよりは、感謝の方がずっと大きい。同じ敷地に9年暮らしたのだ。のっぴきならない事情で、この春私は遠くに越してしまったけれども、せめて母には長生きしてもらって、私に親孝行をもっとさせてもらいたい。
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「春なのにコスモスみたい」という口紅のCMが昔むかしあったっけ。私は春なのに、今朝は♪秋桜 を想い出してる。5月だから春というよりは、初夏だけれど。~こうして聴いてみると、何と言う味わい深い歌詞だろう。山口百恵もいいけれど、曲を作ったさだまさしの歌もいいな、と少し涙ぐんでいる朝の私。
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