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2012/06/12

"LIFE with Mother"

LIFE with Mother
LIFE with Mother Life Magazine Katie Couric

Little, Brown 1995-05-01
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これはある人との会話で、昨日思いだした本。ライフ誌の出した、母と子の大抵は微笑ましい写真の数々。その中に、水俣病に苦しむ母子の1枚があった。忘れられない写真だった。今その本が引っ越しのどさくさで手元にないのが残念なのだが、それはたぶんユージン・スミスのものではないかと思う。1枚の写真の訴える力の強さに、私はたじろいだ。暗い写真だった。障碍を持った子を母親がお風呂に入れている場面だったと思う。

更に思い起こされるのは、小学校に入るか入らないかの頃、家族で訪ねた海岸の辺りに貼ってあった1枚のポスター。それは水俣病の悲劇を訴えるもので、その写真があまりにも恐ろしかったので、私は親に「これはどういうことだ?」と尋ねたのだった。高度経済成長の頃、公害は日本の各地に見られた。健康被害があるのにごまかされ続けた水俣病の悲劇について、親は分かりやすく私に教えてくれた。 未だにその被害ゆえに、長く苦しい身体と心の痛みが消せない人たちがいることが悲しい。目の前にあるはずだった幸せ、未来が奪われた悔しさや苦しみは、いかばかりのものか。想像を絶する。

日本人は敗戦の時考えたはずだ。このようは悲劇を、二度と繰り返してはならないと。そして民主主義の名のもとに、新しい憲法ができた。それから70年近く日本は戦争をしていない。でも、日本に住む人たちの基本的人権は守られているのだろうか。色々なことが点となって頭に浮かび、繋がって線になる。

忙しい一日が、今日も始まる。

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