映画「ショーシャンクの空に」
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昨日は夏休みの宿題追い込みの娘と、気分転換に映画を見た。この名作を見るのは、多分3回目のはずの私だけど、細部は忘れていたので、感動新たな観賞会となった。1994年公開の映画である。
主人公アンディ(ティム・ロビンズ)は若くして銀行の副頭取をしていたが、無実の罪で1947年にショーシャンク刑務所に収監された。それから彼が自由の身になるまでの19年を、所内で調達屋をしているレッド(モーガン・フリーマン)の目を通して描いた物語である。 私の印象に残った言葉は、「必死に生きるか。必死に死ぬか。」という主人公の台詞。理不尽な出来事や暴力の中で、小さな希望を忘れずに自分らしく生を繋いだ主人公が、いよいよ追い詰められたときにつぶやいた言葉である。
途中モーツァルトの「フィガロの結婚」のアリアのレコードを、アンディが規則に反して刑務所中に放送するところは、映画の大きな山場である。普段抑圧されている囚人たちの心にそのアリアは、空から舞い降りてきた天使の歌声のように響いた。どんな状況にあっても、たとえば音楽、たとえば本を読むことといった、心に自由や喜びを与えてくれるものと繋がることができれば、人間は生き延びることができるのかもと思わされた場面で、私はとても勇気づけられた。
真夏の映画観賞会。次回は「月の輝く夜に」の予定。
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