阿蘇で過ごした2日間
横浜から来た息子と、私と娘の3人で、阿蘇に2泊の旅をした。思い出に残る心安らぐ旅の様子を、少しだけここで紹介したいと思う。
先週木曜日、軽自動車に3人で乗りこみ、いよいよ阿蘇へ向かって出発!意外に阿蘇は近かったけれど、3人の重量で山道ではえっちらおっちら大苦戦。ちょっときつかったが、なんとかなった。山頂のほうの草千里を訪ねた時、今にも泣きだしそうだった空から大雨が降ってきて、散々な目に遭った。雨といえば、7月の大水害の痕跡が山のあちこちに見られた阿蘇であり、復旧していない場所も沢山なのだが、今回訪ねたところは幸い被害が少なかった。
森のペンションに泊まった1日目は、クーラーやテレビが部屋にはなくて、風呂は近くの村営温泉に入りに行くのだったが、その宿がとにかく趣味がよくて、私は心をわしづかみにされてしまった。温泉の露天風呂は、爽やかな風が吹き渡り最高。お肌はつるぴか、いい湯だった。宿のピアノ曲が静かに流れる食堂では、ヒグラシの声が屋外の木立を響き渡る中での美味しい食事。器が骨董のものばかりなのが私の趣味に合っていたので、いちいち嬉しかった。同じ日に宿泊した家族連れのお子さんが、可愛くて可愛くて、私はその子のすることなすこと全てに反応し、クスクス笑い通し。ここ数カ月ですっかりくたびれていた心が、次第にほぐれていくのを感じた。
翌朝は天然酵母パンを体験して、もっとわくわくした。息子と娘のこだわりの作品たち。
それから2泊目の宿に向かった。こちらは、この本の著者・かるべけいこさん夫婦の家。
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この台所で作られた畑の野菜のお料理を、ご家族と一緒にいただいた。
滞在中わが子たちは6歳のお嬢さんと、家の内外でたくさん遊ばせてもらった。夜には五右衛門風呂に入った!また、写真家のご主人(この本を妻のかるべさんとつくった野中元さん)と語り合い、密度の濃い時間を過ごすことができた。息子は野中さんに、ベーコンとハムの仕込みを見せてもらって、いろんなことを教えてもらっていた。 私は到着後、お宅のソファーに寝転がりうとうとうとうと。ここまでくつろいでいいものかというくらい、のんびりさせていただき、感謝だった。(※野中さんの番組はこちら→アグリンの家)
こうして夢のような2日間が終わった。ココロもカラダも強くなり、私たちの家族はそれぞれの場所に戻り、これからの日々を生きる。
そういえば1日たった昨日の夕方、空に大きな虹がかかった。熊本で初めて見たその虹は、私の心に大きな希望を見せてくれた。神様、どうもありがとう。
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