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2012年9月

2012/09/30

夜はともだち

今夜は中秋の名月。熊本は台風の影響で風が強く曇りの天気だったが、夜には雲がとれてお月さまを拝むことができた。大型台風17号は名古屋あたりに、今被害を沢山出しているようだ。

今日はいつもこのブログを読んでくれている女子校時代の友が、ラジオのことでメールをくれた。それを読んだら急に、夜にラジオを聞きながら勉強していたあの頃のことを思い出した。

私が一番好きだったのは、TBSラジオの「夜はともだち」という番組。パーソナリティは、小島一慶と今は亡き林美雄。キャンディーズの歌っていたテーマ音楽がとても懐かしい(→★ヨシ・イッケーというところが特に気に入ってたなあ)。

…どうも記憶があやふやなところもあるけれど、あの頃の私には、ラジオはとても身近な存在だった。お小遣いをためて、妹と二人で買ったラジオ。大事に使っていたのに意外にすぐに壊れた。それからは、家にあった古いラジオを聞いてたけれど、受験が終わってからそういう生活とはサヨナラしていたのだった。

【追記】昨晩また同じ友だちが、この記事の誤りを教えてくれた。小島一慶はご存命なのに間違ってしまった。ということで、記事の内容を訂正した(2012.10.2)。間違いは誰にでもあるけれども、こういう間違いはあってはならない。反省反省。

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2012/09/28

ラジオの時間

念願かなって、ラジオを購入した。私は家で時計代わりにTVをつける生活を止めてラジオにしている人のことを、なんとなく文化人のような気がして憧れていたのだ。それから魔女の宅急便(←ここをクリック)で主人公はたびたびラジオを聴いている。この少女キキのことも、私は大好きなのだ。

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本当は関東のAM局の番組でリスナーになりたいのがあるのだが(ソコダイジナトコ)、ここ九州で電波状態よく聞きたいと思っても無理というもの。しょうがないので、こちらのFM放送を聞くことにした。10月からまた仕事を始めるので、忙しい朝などは耳から入ってくるラジオのニュースや天気予報、音楽がありがたい。

***********

昨日は市内のカフェのイベントに出かけた。熊本に避難して来ている小さい子を連れた若いお母さんたちが、お洒落な時間を提供してくれるもの。私はそこで玄米のタコライス丼を食べ、ハーブの化粧水を買い、クリスタル占いをしてもらった。クリスタル占いによると、私のパワーストーンはアマゾナイトだそうだ。アマゾナイトはブラジルのアマゾンの密林や川を連想する緑色をしており、私は興味深くて感心してしまった。→★

さて、ラジオから♪銀河鉄道999(ゴダイゴ)が聞こえてきた。懐かしい(→これはEXILE。いい歌はいつまでたっても古びない)。やっぱりラジオっていいなぁ。今日はこれから、来週の準備のために使う。運を呼び込んで、今年残り4カ月は私らしく暮らしたい。

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2012/09/25

笑う門には福来る

この間から気になっている漢字は「福」。いい字だなぁと思う。この字を見るだけで幸せを分けてもらえるような、そういう漢字。

連想するのは、幸福、福寿草、福袋。いいことばかり。

「笑う門には福来る」という言葉もある。福々しいなんていうと、お多福の顔を思い出す。

さてそれでは、今日は福を呼び込むような笑顔で過ごしたいと思う朝。

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今朝の熊本は大分寒い。夏服で娘が登校したが、それも今週限りである。

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2012/09/23

秋分の日が過ぎて

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【これは昨年の実家の庭のヒガンバナ】

先週娘が帰ってくるなり、学校や通学路にヒガンバナが咲いてたよと教えてくれた。私は「お彼岸だものね。」と言っておはぎを出した。そう、昨日は彼岸の中日であり秋分の日であった。

秋分の日なのに22日なのは、閏年だからだろうと思ったけれど、そういえば春分の日はどうだっけ?と連想して気づいた。そうそう、2月29日があることで閏は調整しているはずよねって。調べてみると、春分や秋分の日が移動するのは閏年とは関係なく「太陽が春分点、あるいは秋分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が180となったとき」にカレンダーを合わせているからのようだ。

昨日は雨が降って、寒い一日だった。日曜日の今日は雨は降っていないが、秋の虫の声も小さくなってやはり気温は低い。出かける娘は長袖のパーカーをとっかえひっかえ鏡の前で合わせてみて、やっとさっき飛び出して行った。秋色の街で楽しんでこれたらいいのだが。

私は昨日は講演会で挨拶したい方に会い、新しい出会いも与えられ有難いことだった。また、10月からは慣れた仕事場で働くことになった。とはいえなかなか生活は安定しない。それでも与えられた場にあって謙虚に経験を積み、大事なことは守りながら生活していけたらいいなと思う。

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2012/09/20

隋兵寒合(ずいびょうかんや)

熊本の方に教わったのだが、ここでは秋の藤崎宮例大祭が終わると急に涼しくなる。その祭りの朝のことを、あるいはこの秋の訪れのことを「隋兵寒合」と呼ぶのだそうだ。

本当にその言葉の通り今週になってめっきり涼しさが増し、今朝などは寒い感じがする。子どもの制服も間もなく冬服になる。秋を飛びこえ冬のためにできる備えはしなくてはいけない。

私は慣れない仕事で体調を崩し、夏後半はゆっくり過ごした。気ままに無理せず今まで通り、自分の身の丈に合った生活をしようと休養中。心配ごとは増える一方だけれど、せっかくこの土地に来たので、本を読んだり滅多に行けないところに行ってみたり工夫して、自分の栄養になることをしている。

この頃どうして手の込んだご飯なの?と娘に聞かれ、苦笑いをしている。暇があるので工夫をしているから、変わったものが出てきても不思議はないのだが、彼女はそれを喜んでいるので良かったと思う。日々の献立の記録が大事だなと思い、一週間ほどまえから毎日写真で保存している。そうなると手も抜けないので、季節の野菜を盛り込んで、質素だがバランスの良い食事を心がけている。一昨日は鍋をつくった。これからは温かい鍋の季節になるのだ。

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2012/09/18

野分

連休が終わった。色々と憂鬱な連休だったが、なんとか暮らしている私。友だちと一緒に子どもたちが歌いたがっていたから、カラオケに行った日曜日。その朝には久しぶりに礼拝に行って、パンと葡萄酒をいただいた。そうやって元気出さなくちゃと思っていたが、やはり昨日北九州で震災瓦礫が本焼却され始めたので気が重い。さっそくここ熊本で、線量計のグラフが上昇した。何が安全なのか、環境省の言っていることはもっともらしいけど信用できるかどうか疑問だと私は思う。焼却施設のバグフィルターで除去できるものには、限界があるはず。東京の例を紹介した記事を今朝読んだが、不安な要素だらけである。気分は本当にブルーだ。確かに被災地の瓦礫をなんとかしなければいけないと私は思うけれども、安全性が疑わしいのに焼却するとは。考えなくてはいけない。徳島県のこんな意見を参考にしてもいいかと思う。

ニュースでは中国国内における反日デモのことを大きく取り上げている。満州事変の起こった81年前は、私の両親が生まれた年。その9/18は、きっかけとなった柳条溝(湖)事件の勃発日だ。内憂外患か、と私は思う。

朝学校に行く前の娘が、2年後ぐらいに日本はどうなってるだろうね、と言った。私はさて?と答えに戸惑った。今より良くなってることはないだろうね、としか言えなかった。

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これが今読んでいる本。いい本だと思う。ブックオフで見つけた。

さてそろそろ、これとは別に沢山借りていた本を図書館に返さないといけない。今日は連休明けの火曜日で、図書館はお休み。でも返却ポストがあるから大丈夫だ。ついでにまた横浜の家族にこちらの野菜を送ろう。午前中の方が品数があるので、出かけなくては。阿蘇のりんごを入れたら、多分息子が喜ぶだろう。

**********

おとといカラオケに行って思ったこと。昔は名曲が沢山あった。たとえばこちらは、私のお気に入りの渡辺真知子の♪ブルー→★。今私は気持ちが憂鬱だけれど、透き通った歌声を聞くと心が和らぐのでよい。透明な心になって私は、もうできるだけ騙されないで暮らしていきたいと思う。

例大祭りが終わり台風が去って、熊本には秋がやってきた。

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2012/09/14

危険な話

私が大学の4年の年の4月に、チェルノブイリの事故が起こった。当時の私は遠い国のことながら怖い事故だと思ったが、兄がくれたこの本を読み危機意識を高めたのに、卒業旅行でヨーロッパに行ってしまった。女子大生ブームで猫も杓子も海外旅行のような時代だったとはいえ、行き先をヨーロッパにするとは、なんとも間抜けな話である。当時私が回った国は、放射能の被害を受けていた地域だったのだ。私はひととおりこの本に目を通し原発の危険や自分への影響をわかったつもりになっていた。でも全然わかっていなかったのだ。口を酸っぱくして兄が「スパゲッティは食べるな。原料の小麦粉は汚染されてる。」と言っていたのに、大袈裟なことを言うから奥さん苦労するだろうなぁという認識だったのだから。今東京に住んでいて、新聞やテレビの言うことを信じたがっている人たちと同じである。

危険な話 チェルノブイリと日本の運命
危険な話 チェルノブイリと日本の運命 広瀬 隆

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チェルノブイリの事故後も日本はしばらくバブル景気で、ヨーロッパのワイン、ジャムなどが売れば売れるほどもうかるような感じだった。今福島県の売れなかった桃をタイに日本が輸出しているように、チェルノブイリ後ヨーロッパで売れなくなったものを危機意識の薄い日本で売りさばいていたのでは、などと、古今東西もっぱら国家が嘘ばかりついている(たとえば放射能は怖くないといった洗脳)のがわかってくると勘繰りたくなる。

++++++++++++++

ここ九州では、大半の人たちが危機意識がないまま連休を迎えようとしている。福島のことが遠い昔のどこかのチェルノブイリと同じような感覚でいる人たちが、身に迫った危険に気づかないのは、本当に恐ろしい。首相が冷温停止宣言をしたから、福島の事故が終わったと本気で思っているのだろうか。知らないということは恐ろしいことだ。

しかしどうかわかってほしい。震災瓦礫はアスベストなどの有害物質が付着しているし、放射能にも汚染されている。だから現地処理が原則。わざわざ遠い九州まで輸送費を100億円もかけて運んで燃やすなんていう愚かなことを行うというのは、復興支援ではない。100億円あったら、福島の子どもたちを少しでも安全なところに避難させられるだろうに。冷静に考えればわかるはずだ。石巻と北九州は1000キロも離れているから、海上輸送までして、なぜ?先日放送されたNHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 復興予算19兆円」で、ニッポンのおかしなからくりに気付いた視聴者がいるだろうと思うけど、本当に今の日本は狂っている。連休が明ける前の17日から、石巻から運ばれ昨日北九州に入った震災瓦礫が焼却され始める。最後の最後まで反対意見を訴えている人々の前に、市長は顔を出そうともしない。国が安全と言っているから、環境省が責任をとってくれると思っているのか、そういう答えに終始しているようだ。国が安全だと言っているなんて、水俣病のときだってそうだったんだから、今さらそんなの信じてどうすると私は思う。何かあったら誰も責任なんてとってくれはしない。

私は連休明けからは、九州で売っている野菜や魚でさえスーパーで気楽に買えなくなるのだ。少しでも安全なところへと大きな犠牲を払って移住した私のような者にとって、こんな恐怖はない。本当にどうしてくれるのだ(ピンとこない人はこちらをクリック→ )。北九州は、八幡製鉄所=新日鉄の町である。まぁ九州とて危険な玄海原発に事故があったらアウトだけども、まだ大事故は起こっていないようだから、私はあきらめていない。少しでも長く子どもの命を繋がなくてはと思っている。

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とにかく、燃やしてからでは遅い。一旦拡散した放射能や有害物質は、どんなに除染してもなくなりはしない。子どもの体に入ったら、排出できない。少しだから大丈夫とはいうことは、絶対にない。

※  もっと知りたい人はこちら(45分の講演会・フクシマの現実と内部被曝)。

※※ 新潟県泉田知事の質問状(必見)

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2012/09/12

♪NEVER FALL IN LOVE AGAIN (サザンオールスターズ)

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今日ふと頭に浮かんだ旋律は、このアルバムの♪NEVER FALL IN LOVE AGAIN (アルバムの絵をクリックすると、収録曲リストが出て、試聴が可能) 。

家に帰って聴いてみたら、9月の歌だった。切ない恋の歌。そうね、もう暦では秋だもの。

サザンオールスターズさん『NEVER FALL IN LOVE AGAIN』の歌詞

「綺麗」は、私が一番サザンオールスターズが好きだった頃のお気に入りのアルバムだ。懐かしいけれど、今もなお古びないいい曲ばかり。今日はこれを味わいつくそう。

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2012/09/11

プロメテウスの罠・フクシマの真実と内部被曝

「プロメテウスの罠」という記事が、朝日新聞で連載されている。何かと取り上げられる機会も多いので、ご存知の方も多いと思う。プロメテウスとは、私には聞き慣れないギリシャ神話の神の名前だった。神話の中でプロメテウスは、人間に火を与えたことでゼウスから拷問を受けたと、インターネットで調べてみるとわかった。「福島第一原発の破綻(はたん)を背景に、国、民、電力を考える」ということで始まったこの連載は、こちらで見ることができる→★

確か始まった当初(昨年10月)は夕刊の一面に掲載されて、住民の避難に緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)が活用されなかった具体的な過程を暴いて読者に衝撃を与えた。以後扱いが小さくなりつつも、圧力に負けず問題を投げかけているようだ。だが連載なので、この問題の全体像を知りたい場合はどうしたらいいかと思っていたら、あの大震災から1年半たってある講演会の動画に出会った。

フクシマの真実と内部被ばく (小野俊一医師による講演会.2012.9.8)ここをクリック

実際私は内容が大体同じの講演を数回うかがったことがあるのだが、やはり文字だけの新聞記事よりも視覚と聴覚で認識できる講演は、大変わかりやすいし、視点が他の誰とも違うというところで大変勉強になった。まったく他では見られない資料が紹介されている。私はここで真実が語られていると思う。小野医師は現在は熊本で開業医をしているが元は東京電力の社員で、福島第2原発での勤務経験があり、シビアアクシデントの処理についての業務をしていた人物。現在の東京電力役員とも面識があるため、この人でないと手に入らない資料が講演では紹介されている。

原発を推進したい人でも容認でよいという人でも、東北の瓦礫処理を広域で行うということに賛成の人でも、どんな人でもいい。原爆投下直後から日本で行われたアメリカによる情報隠避(健康被害がどの程度が実際にはあったということ)、昨年311以降の日本で起こっていること、放射能汚染の実態について、これ以上の情報はないと思う。大変わかりやすいので、45分時間のある方は是非見ていただきたい。

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2012/09/10

政府は必ず嘘をつく

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政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること  角川SSC新書堤 未果

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2012/09/09

西日の町

今日は重陽の節句。菊の節句であるけれども、まだまだ日中の残暑が厳しく、秋の気分を味わえるのは朝晩だけである。今年は何もせず、普通の日曜日として過ごすことになりそうだ。

今朝読んだ本。

西日の町
西日の町 湯本 香樹実

文藝春秋 2002-09
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少し遠くの図書館に政治関係の本を借りに行った際、この作家の小説が好きなので書架で探してみたら、この本だけがあったので借りてみた。今朝目を通すと、またもや九州が舞台の小説であった。

主人公の5年生の少年が住む町はKという。昭和45年の設定で製鉄が盛んだった北九州の町とあるので、どう考えても黒崎のことではないかと思う。その町はちょうどこの正月転居の下見のために九州に来た時に、帰りの飛行機が北九州空港からだったので、JRで博多から移動したとき通った。アーケードが駅から上り坂になっている方に伸びていた。この本によると城やデパートや病院があって、天守閣からは紫川が見えるという。北九州では栄えた町だったのだとわかる。 『西日の町』の主人公である小学校5年生の少年は、離婚したばかりの母と日本を西へ西へと引っ越しながら暮らしていて、北九州に来たばかりだったのだが、そこに失踪を繰り返している母の父親(少年の祖父)が心臓を悪くして転がり込んできた。母から伝え聞いていた祖父像と、確かに同じ人なのに違う様子を、少年は細かく観察し、少しずつ交流していく。この本はその祖父の死までの1年間、母と祖父と暮らした様子が描かれた小説であった。この作家の小説には、人の死が必ず登場する。しかし描かれている死は恐怖ではなく、少年にとっては和やかな忘れられない自然な死であるので救われる。人間にはそれぞれドラマがあって、命を支えてくれる繋がりがあることを再確認させてくれる話だった。読めて良かったと私は思った。

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北九州。今注目されている町である。八幡製鉄所で栄え、今なお重化学工業の町としての性格が強い地域であると思うけれど、公害を払しょくし環境都市として町を盛り上げているとも聞く。東日本大震災以降の日本の大きな流れの中で、ここ九州の1つの拠点として北九州が行おうとしていることは、東北の復興のために本当に正しいのかどうか。新聞やTVだけでなく情報を集め、小さな普通の暮らしが守られる日本であるために、今一度人々が考えるきっかけになればと思い、一つのサイトを紹介する。私はここに書かれていることを信じるし、やっぱり違うと思うことには声をあげたい。→★

1901年に殖産興業をスローガンに掲げる明治政府の名のもとに八幡製鉄所ができた町を、関門海峡でとれる海産物を、九州ばかりか四国や山口いや日本全国の子どもたちや人々、空気と土地と水を、私は守ってほしいと思う。そして独裁的な市長が何と言おうと、納得のいかない瓦礫焼却で私の命がこれ以上脅かされるのは御免である。あぁ又その話かと言われても、関東大震災のとき(1923年9月1日)幼子を連れて東京の町で生き延びてくれた祖母がいたからこそ、母が生まれ私が生まれ子を授かったことを思うと、私はまだ諦めきれないのである。放射能の被害は甚大だ。流されてはいけない→☆

これ重要→みんなのカルテ 第四回報告書

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2012/09/06

風葬の教室

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)
蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)山田 詠美

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山田詠美を読むのは、『無銭風雅』以来かなぁ。読みやすく心に残る「風葬の教室」。 一緒に暮らしている娘は、主人公の小学校5年生の少女より年上だけど、私が想像できないようなことを毎日考えて暮らしているのだろうと思う。 今朝は習字道具を持って娘が登校した。「あのさ大震災の時さ、習字の時間だったんだよ。」って、思い出したように教えてくれた。 あれからもう、1年6カ月がたった。

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2012/09/05

文学探訪

新学期が始まり、娘は早速試験だそうで、家でうんうん勉強中。国語が得意なのに読書が嫌いなわが子だが、最近は興味がわいたようで、色々話をする機会が増えた。

急に「森林に自由は存す」と言い出したので、「えっと武者小路実篤だっけ?」と返したら、「国木田独歩の『武蔵野』。」と彼女がつぶやいた。そうだったなぁ。

私は国木田独歩と言うと、おかしいと思われるかもしれないが、手塚治虫の鉄腕アトムの中の「赤いネコ」を思い出す。森林破壊を憂う博士の物語だったと記憶しているが、『武蔵野』の文章が効果的に使われていた。

ここ熊本ゆかりの文学者と言えば、夏目漱石に小泉八雲、徳富蘆花など(→★)。まだ訪ねたことがない文学館は、時間があるときに訪ねみたい。文学者ではないが、近代史に名を残す横井小楠という人もいたそうだ。

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さて今私が読んでいる本はこちら。

まほろ駅前番外地
まほろ駅前番外地 三浦 しをん

文藝春秋 2009-10
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読み物として面白いが、直木賞をとった前作から順番に借りるべきだった。まぁいいか。

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒 三浦 しをん

文藝春秋 2006-03
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でも本当に読みたいのは、この間高校生の知り合いに勧められたこの本。

舟を編む
舟を編む 三浦 しをん

光文社 2011-09-17
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2012/09/01

おはぐろとんぼ

今、江戸の庶民の世話物を読んでいる。

おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語
おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語 宇江佐 真理

実業之日本社 2009-01-21
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山本周五郎や藤沢周平でもなく、宮部みゆきでもない作家のが読みたかったので、この本を選んだ。何冊かある中からなんとなく。内容は情緒的で、すっかり現実逃避できる私。あぁ江戸~東京が懐かしい。

何篇かの小品からなる本書だが、「おはぐろとんぼ」のところに出てくる黒いトンボの記述を読んで、思い当たる節があった。先日阿蘇のふもとの田んぼのところで見かけたトンボと同じではないかと。それは不思議で、蝶のように羽を開いたり閉じたりして飛ぶ黒いトンボだった。インターネットで検索すると、あのトンボこそまさにおはぐろとんぼだった。(昆虫エクスプローラ→こちら)

今日から9月。熊本はすっかり朝晩涼しくなって、窓を開けていると風邪をひきそうだ。昨日の夜はブルームーン(8月二度目の満月)で、とても綺麗だった。こうして季節は移ろっていくのだなぁと、仲間と一緒に食事をして少し酔った頭で月を見上げた夜だった。

★毎日の買い物のガイドの指針として。ちょっと下品な表現もあるブログですが、知らないよりは知っていた方がいいことが書いてあります。どうぞ一読を(→チダイズム)。

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