隋兵寒合(ずいびょうかんや)
熊本の方に教わったのだが、ここでは秋の藤崎宮例大祭が終わると急に涼しくなる。その祭りの朝のことを、あるいはこの秋の訪れのことを「隋兵寒合」と呼ぶのだそうだ。
本当にその言葉の通り今週になってめっきり涼しさが増し、今朝などは寒い感じがする。子どもの制服も間もなく冬服になる。秋を飛びこえ冬のためにできる備えはしなくてはいけない。
私は慣れない仕事で体調を崩し、夏後半はゆっくり過ごした。気ままに無理せず今まで通り、自分の身の丈に合った生活をしようと休養中。心配ごとは増える一方だけれど、せっかくこの土地に来たので、本を読んだり滅多に行けないところに行ってみたり工夫して、自分の栄養になることをしている。
この頃どうして手の込んだご飯なの?と娘に聞かれ、苦笑いをしている。暇があるので工夫をしているから、変わったものが出てきても不思議はないのだが、彼女はそれを喜んでいるので良かったと思う。日々の献立の記録が大事だなと思い、一週間ほどまえから毎日写真で保存している。そうなると手も抜けないので、季節の野菜を盛り込んで、質素だがバランスの良い食事を心がけている。一昨日は鍋をつくった。これからは温かい鍋の季節になるのだ。
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