ハイジのおじいさん
アルプスの少女ハイジを見始めたら、昔は感じなかった疑問が出てきた。どうしてハイジはアルムのおんじのことを、「おじいさん」と呼ぶのだろう。
私の感覚では「おじいさん」という呼び方は例えば、昔話の桃太郎で「おじいさんは芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に」というような老人の総称として使うイメージがある。ところがハイジにとってアルムのおじいさんは、他人ではなく血縁である。祖父である。だから普通だったら「おじいちゃん」と呼ぶのが普通じゃないのだろうか?幼いころ両親を亡くしたハイジを引き取って育てていた叔母までアニメでは、「おじいさん」とアルムのおんじを呼ぶ。父親のことを「おじいさん」と呼ぶだろうか?
叔母は都会で暮らしていて、気むずかしい父親と折り合いが悪く久しぶりに会ったのだから、尚更「おじいさん」ではおかしい気がする。私のように実家の母と隣同士で住んでいた期間が長ければ、子どもたちが祖母である私の母のことを「おばあちゃん」と呼ぶので、私まで母のことを「おばあちゃん」と呼ぶようになったということはよくあることだと思うのだけど、アニメのハイジの場合は違うケースなのだから。
原作ではどうだろう。これも日本語訳によって違うのだろうが、明日にでも図書館で読み比べて確かめてみよう。
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今は土曜の昼下がり。台所から娘が作っているカレーのいい香りがしてくる。私はお腹がぺこぺこなのに、まだできないようだ。あと数日で出かける阿蘇のキャンプでカレー作りがあるのでその予行練習なのだが、娘が慣れていないからやたらに時間がかかる。だからたまには昼ごはんを食べに行ってから(たとえばタイ料理など)にしようって言ったのに、断られた。こんなに待たされるのなら、夕飯にカレーライスでお母さんはちっとも構わなかったのに。あぁあ。
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