アートな一日
落ち込んだり「本当の豊かさ」について考えたりして、数日過ごした。その間熊本はどんどん気温が上がって、日中は夏のようになってきた。日差しも強い。こうなってくると、紫外線対策は大事。何より空気が悪くて苦しい感じ。幼稚園や学校を休ませたりしている親もいるようだし、マスクをしている学生や大人を見かける。なんだか大変である。
今日も山が霞んでいたが、私は用事があったので市役所に出掛けた。昼までかかって用事が終わり、その後は近くの熊本城に行ってみた。といっても城内を歩きまわる元気は暑さのせいでなかったので、すぐ隣の緑に囲まれた美術館でひと休み。美術館は北斎展が終わったばかりで常設の展示のみ。少々躊躇したが、折角の機会なので入館料を払って見学をした。中ではロダンの「接吻」という像が気に入った。東京に比べたら、こじんまりこじんまりだなぁという印象だが、落ち着いた時間を過ごせたことは嬉しく、阿蘇牛のハヤシライスというのを喫茶コーナーで食べてみたり。ということで、今日はアートな一日になった。
それから画材屋に行きたくてまちを歩いた。私は熊本に越してきてから、あまり繁華街に出かけない。だからいまだに上通りと下通りの区別がつかないくらい不案内である。これは東京に例えて言いうなら、公園通りと青山通りの区別がつかないぐらいとんちんかんな話で情けない。そんなわけで本屋の場所もおぼつかない状態でふらふらしてたら、知り合いに声を掛けられてびっくりした。若い画家さんである。そうしたら立ち話もなんなのでと美味しい珈琲の店に誘われたので、静かな喫茶店でひと時おしゃべりをした。普段できない話をできてよかった。思いがけずいい刺激をもらって感謝である。
そうして明るいうちに帰りいつものように寛いでいたら、昨日に続き日頃からお世話になっているご婦人から電話があり、話が弾んだ。私はこの頃再び思う。たかが主婦、されど主婦。しっかり生きている女性の力は強い。くじけている私はとても励まされる。いろいろな繋がりは有難いなぁと思いながら、今日も眠るとしよう。おやすみなさい。
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