コンパス
昨日見たのはこの映画。
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内容は、スーザン・サランドン演ずる女弁護士が、たった1ドルで、マフィアの絡む恐ろしい自殺事件の真相を知ってしまったために家族とともに危険にさらされる11歳の少年の弁護を引き受ける話である。久しぶりに見たけれども、再び感動した。
印象的だったのは、彼女がいつも身につけているペンダントトップ。彼女は糟糠の妻だったのに医師になった夫に裏切られ、裁判では高名な弁護士に敗れ子どもたちとも引き裂かれ、失意のうちに酒と薬におぼれたという過去を持つ。その後弁護士となって2年目という。苦労を重ねて今は駆け出しの弁護士である彼女は、祖母がくれたというコンパス(方位磁石)をペンダントにしている。映画の終わり、少年が母や弟と共に見知らぬ土地で他人として生きるため飛行機に乗り込む際に、彼女は少年にコンパスを渡す。
私はそのコンパスが今後も二人を繋ぐカギになると思うと、とても勇気づけられたのだった。危機一髪の連続でも、あきらめず生き延びた少年の姿に、彼女は一貫した人生の真実を見つけたのだろう。そしてもう自分にはコンパスが必要ではなくなったので、少年に記念に渡したのかと思ったりした。
弱い立場でも知恵を働かせ、勇気を出して助けを求めるのは大事なこと。そうやって人間は命を守り、成長し、真の友を得てゆくのである。
※スーザン・サランドン演じる女弁護士のパートナー役は、海外テレビドラマで名高い「ER」でグリーン先生を演じた俳優だった。確かトム・クルーズの「トップ・ガン」では、主人公の親友役を演じていたはず。見つけたわよ、という感じ(^^ゞ
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