風立ちぬ
宮崎駿監督のスタジオ・ジブリの映画「風立ちぬ」を、公開早々娘と観に行った。
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堀辰雄の『風立ちぬ』ならば、私は昔小説で読んだ。山口百恵の主演映画で、名前を知っていたからだと思うが、今回の映画では、ヒロインの名は菜穂子という。
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この小説の世界と、実在の堀越二郎の半生をダブらせて映画にしたのが、今回の宮崎監督の映画である。1923年、関東大震災で東京は壊滅的な被害を受けた。そして時代は戦争の時代・1930年代へ。そんな中でも若者は夢を見て、恋をして、大切なものを守って生きていた。そういうことを言いたい映画なのだろうと、観終わって私は思った。
同じ時代がやってきた、と奇しくも宮崎駿が言っている。私たちが自由に表現し、発言し、暮らしていけるのは、一体いつまでなのだろう。
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