Another Dream
今朝は夢を2つ見た。知人が海外移住をする寂しい夢と、大雨で川が氾濫し子どもと一緒にはらはらするリアルな夢だった。そういうわけで、蝉が鳴き始めた朝の7時なのにもうぐったり。
大体、一昨日の緊急地震速報がいけなかった。東日本大震災直後、余震を知らせるアラーム音のたび焦って怖がる子どもをなだめて過ごした。あの時の緊張が甦ったのだった。予想が外れたのはよかったが、本当にくたびれた。
昨夜はそういうわけで、気分転換に早めに夕飯にした。空腹では有事に耐えられない。水彩色鉛筆を子どもに渡して、カラーセラピー塗り絵をしてもらった。残り少ないトイレットペーパーの予備を買いにも行った。とにかく震度7という数字と、真っ赤に中央部が塗られた日本列島の地図が私には相当な恐怖であった。
**********
あくる日は勤務日であった。丁度8月9日だったので黙とうは出来なかったが、昼休みに長崎平和宣言の内容を知って感動した。痛みを知る者は、声をあげ続けなくてはいけない。勇気は必要だが、それが存在の意味でもあるし、社会への責任でもあると思った。
さて間もなく午後の仕事という時刻になって、休憩室にいた職場の若い女性に尋ねられた。「今おいくつですか?人生で一番楽しかったときはいつですか?」なんでも機会があれば同じ質問を色んな人にしているのだと言う。咄嗟に思いついたのは3年前に家のまわりを走って体を鍛えたときのこと。あの時は条件が整って思い切りトレーニングできたので、とても楽しかった。震災を経験してますます、人間なんて明日をも知れぬ運命なのだから、他人と比べずにとにかく自分がやりたいことをするのが一番、と思うようになったんですよ、と心境を語った。…とは言ってみたものの、最近の自分は楽しんでいるだろうか、この生活。私の今の夢は何だろう。何が一番の望みだろう。(※8月12日加筆)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント