♪あの頃のまま
昨日はお気に入りの絵本を娘に読んでから寝た(★)。この頃クラスの生徒会立候補者の応援ポスター制作を引き受けてしまい、熱中するあまり寝不足でくたくたの娘が、これを大いに喜んだ。先月幼稚園に職場体験に行ったこともあり、子どもの頃のことを思い出してはぽつぽつと話をしてくれる事が増えた娘だが、昨晩も絵本の時間のあとその続き。
「ママってどうしてそんなに絵本読むのがうまいの?ほんとすごいよね。」
そんなことを言われても、困ってしまう。私の祖母がお話しが上手な人だったらしいし、父も朗読の先生だったから、私も下手ではないと思うけど。
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私は親に絵本を読んでもらった経験がない。絵本の楽しさは知らずに大人になった。落合惠子が原宿にクレヨンハウスを作ったと聞いても、大人にもなって絵本を好きだなんて幼稚だと思っていた。そんな私が子育てを通して、絵本の素晴らしさを知った。
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私は辛い環境で子育てをした。でもせめて子どもが安心できる時間を作らなければと、絵本に頼った。元々持っていたのは、昨夜読んだ『赤い目のドラゴン』(世田谷美術館に幼稚園の先生をしている友だちと行ったときにプレゼントしてもらった)と『ちいさいおうち』ぐらい。あとは少しずつ育児の過程でいただいたり、私が買いそろえたり、幼稚園や図書館で借りてきたものだったのだが、子どもが育つに従って絵本の時間は、私と子どもたちにとってかけがえのない時間になっていった。
いい絵本は人間の心を育て、揺るがぬ根っこになると思う。これからも私はずっと、絵本を大好きだと思うし、私の子どもたちもそうだと思う。本当に絵本の良さを知ることができてよかった。ありがとう。
※私の絵本ブログはこちら。→ ♪あの頃のまま
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コメント
こんにちは…
絵本の力は侮れませんね。
もちろん読み手の力量が問われる場合もありますので、図書館から借りたのを、一度通して読んでみて、物語の起伏と帰結を確かめて、時間内に収まるようにして臨んだ読み聞かせでした。
今は懐かしく思います。
投稿: sada | 2013/10/09 15:05
sadaさんへ。
そうそう、読み聞かせなさっていたのですよね。私も教室などではそういえば随分緊張した覚えがあります。時間の制限もありましたね。
私が一番小学校で読んで子どもたちの面白かったのは『よかったねネッドくん』でした(^.^)懐かしいです。
投稿: ののか | 2013/10/10 02:04