アンパンマンのやなせさん
昼さがり。公園の中をゆく散歩道。大木の下にぶらさがっているあれはなに?久しぶりに見た、ミノムシだ。ひっかけないようにハンドルを切り、車をゆっくり走らせた。通り過ぎてからミラーで確認。ミノムシはダイジョウブ、無事だった。
夕方。珈琲をなじみの店で飲んでると、電燈から降りてきたのはクモだった。つぅっと降りたり上がったり。あるいは横に歩いてる。見えない糸で自由自在。気づいたマスターが窓の外に出したけど、ハロウィンの魔女が喜びそうなかっこよさだった。
そして夜。みんなが静かに眠る時刻。空に浮かぶ丸い月は、地上の我らの住む場所を、優しい光で照らしてる。みんなみんな生きている。ボクらはみんな、生きている。
アンパンマンのやなせさん、おやすみなさいと言わせてね。それからもひとつ大切な、言葉を預かっています。大事なことを教えてくれて、ほんとにどうもありがとう。これは私の子どもからの、あなたへの伝言です。
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