大きいものから小さいものへ
私が洗濯物を干す場合、私はやっと気に入った順番ができてきた。洗いあがった洗濯物のはいった籠の中から、まず細長いものばかりを選び肩に全てかける。ズボンやタオル類、パジャマなどがそれにあたる。肩にかけるのは姑だった人から習ったやり方だ。私はいい知恵を教えてもらえたと、今ではとても感謝している。こうすると洗濯バサミに干すたびに屈んで次を取り上げなくてもいいから楽なのだ。~次は洗濯用の網から出したシャツをハンガーにかける。お次は、ランニング状の衣服の肩の部分を全て腕に通して、そのまま一気に竿に通す。するとあとは、小物だけが残るので簡単だ。
また、食器洗いの場合にも私には順序がある。皿洗いのバイトをしていた人から昔教えてもらった順番を、私は今でも守っている。~洗い場がいっぱいの時は、まず大きいものから。例えば鍋や大きな皿などから片付けて、洗うスペースを作るのがポイントだ。それから小さいものに取り掛かる。同じ形のものを揃えて洗いかごに立ててゆくと、あとからくずれにくいし水が落ちる。そんな風にすると、あっという間に洗い上がる。
家事の場合、こういう手順に慣れると大変スムーズにいくのだが、人生の問題の場合は、なかなか大きいものから順に手がけるのは難しいように思う。逆に大きいことに取り掛かれないときに、間近にある日常の細かいことを丁寧にこなしていくうち、後回しにしていた問題が整理されていく場合もあるようだ。
人生の場合は、同時並行もできる。大きな問題に取り掛かりつつ、日常の細かな家事をこなすような難しさ。要は、その問題が大きなことか小さなことか、見極めながら工夫して取り組むのが、振り回されないコツのようである。
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