神のみぞ知る
昨日、一つの訃報を聞いた。原発事故の後九州に引っ越した人の間でも、地元の人の間でも有名な人だった。44歳の突然の死に私を含め残された人たちは、驚きとともにやりきれない思いを抱えていると思う。
癖のある人だった。猛烈に頭のいい人だった。私は会えば挨拶をする程度の知り合いだったのだが、間もなく311から3年を迎えようとしている今、大きなショックを受けている。
3年たつと、九州にやってきた人たちの間にもさまざまな変化が起きてきて、この頃皆自分の事で精いっぱいのようだ。あの震災を思い心を合わせて何かする元気もなかなか湧かない中、このひとつの死を、単なる個人的な出来事ととらえるかそうではなくとらえるか。人それぞれだろううけれども、私はこの意味を深く受け止め考えたい。
人間の寿命は神のみぞ知ることである。予想だにしない突然の明日が、いつやってくるか人には分からない。だからこそ、せめて後悔のないように、気付いた事があればすぐにそれをやってみる、過ちはすぐに直す。そうやって暮らしていこうと、改めて思う朝である。
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