秘密の花園
今日は大事な用事があって、ある学校を訪ねた。敷地の中に色んな建物があり、学生たちが部活に励んでいた。学園生活から遠ざかっている自分には、とても新鮮な時間だった。
用事の最中、ふと高校時代の懐かしい先生を思い出した。あれは2年生の時のことだったと思う。職員室で先生がくしゃみをしたので、「先生風邪ひかないようにしてくださいね。」と話しかけたら、「お風邪をお召しになりませんように。」と言うのだと注意されびっくり。読書は割合している方だった私だが、風邪をお召しになる、という言葉づかいは知らなかったのだ。
女子校だったので、身だしなみを気にする生徒はよくブラシを持って、髪をとかしていたのだが、先生はそれを発見するたび「そういうことは、人前でしては行儀が悪い」と何回でもブラシを取り上げていた。私は化粧は人前でするものではないことを学んだ。だから、昨今電車などで化粧している女性を見ると、ひやひやする。誰も教えてくれなかったから、行儀の悪いことをしても分からないのだ。
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この本のことを思い出した。女子校を舞台にしたもので、きわどいシーンがあったと記憶している。私の学校では、実際はそういうことはなかったと思うが、縁のない人から見れば、女子校とは変な妄想をかりたてる雰囲気のあるところなのだろう。
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