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2014年3月

2014/03/26

お引越し

九州に来て2年。また桜の季節に引越しをした。息子の部屋を作るべく、同じ団地の3LDKに空きを見つけ申し込んでからちょうど1ヶ月。実に慌ただしかった。

荷物の運搬の業者の依頼には、2年前の引越し時に集めた情報が役立った。小さいけれど評判のよい業者に決め、電話をしたら、年度がわりの繁忙期にも関わらず25日ならお受けできますと言うので日程と業者を同時に決めた。勤務の方もそれに合わせて休暇をいただいたが、息子の卒業式出席のあと一緒に関東から九州に戻り久しぶりに家族三人生活が始まり、いろいろ整わないこともあり、引越し前日になって慌てて荷造りを始める始末。あぁそれでもよく頑張って、喧嘩しながらも何とか引越しが終わった。噂にたがわず、いい業者さんだったので助かった。

新しい畳の上で一晩ぐっすり寝た朝。まだ鳥たちが囀ずる声だけが聞こえる。これからだんだん車の通る音が賑やかになるのだろう。春休みに入ったが、下の子は部活だそうだ。私は出勤。

見回せばまだ開けていない段ボールだらけの室内。気持ちよい目覚めは、昨夜入った風呂の気持ちよさに
よる。同じ団地なのに、新しい部屋には便利な給湯システムが入っていた。温かいお風呂は最高にいい湯だった。

無事に引越し完了。とはいえ、掃除機を忘れたのでもう一度今日は勤務後最終点検しに戻ったり!明日以降は役所の手続きや工事などするべきことはつまっている。部屋には亡くなった父の写真をまた飾った。今度は孫二人の分まで、ちゃんと見守ってくれそうで有り難い。さて、今日から第2ステージだ。

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2014/03/16

新しい春

3月初め息子の高校卒業式があり、1年ぶりの上京をしました。制服を着た息子を見るのは久しぶりすぎて、とても新鮮でした。震災のあった春に高校に入学した息子ですが、間もなく学習する場所を学校以外の2か所に切り替えたからです。

2011年度の終わりに、私と下の子は九州移住を果たしました。上の子は引越に同意せず、私の実家の離れで一人暮らしすることになりました。私たち家族にとって東日本大震災は、一緒に住むことをあきらめざるを得ない事態を招いた大きな出来事でありました。原発事故が地震によって起きたからです。多くの人がそれまでの生活形態にこだわり続けている中、人生のシナリオをリセットし何のあてもない土地に動くことには、大きな決断が必要でした。でもそれまで、「自分の人生の責任は他の誰もとってくれないし、とろうと思ってもできない」「子どもの将来の責任は親にある」ことを困難の度に思い知らされてきた私には、不安なまま関東に住み続けることはできませんでした。

2年たった今でも熊本の人に、どうして引越先に熊本を選んだのかよく尋ねられます。その頃のことは記憶があいまいになっていることも沢山あるので、この日記や他に書いたものなどを寄せ集めると心の変化がよくわかると思うのですが、感覚的に「ある時ふとそう思った」というのが正しいような気がしています。クリスチャンである私はそれを「聖霊のお導き」と考えています。

来てみて気付いたこの場所と自分との繋がりは、いくつもいくつもあります。ただの偶然かも知れないけれど、思いがけない発見が続くと、なんだかここに来るべく生まれたのかな私は!というような不思議な思いにとらわれます。お陰さまで、下の子は熊本ライフを思う存分楽しんでいます。母親である私も、日々食材選びに困らずに済んでいます。不安だった2011年のことが思い出せないほどです。仕事選びやなにかで苦労が多くても、食べることを大切に子育てしてきた私には、満足なことが多いです。好奇心いっぱいな性格だったことが、この生活を楽しめていることに繋がっているような気もします。

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この春、また子どもたち二人と私三人の生活が始まりました。来週には3LDKに引越です。熊本城の桜を、今年は三人で見られそうです。

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2014/03/13

キビタキ

横浜に一年ぶりに帰った時に、きょうだいに久しぶりに会えて嬉しかった。

実家の庭には池があり、去年3月に帰った時には冬眠から目覚めたカエルが泳いでいたが、今年は寒くてそういうことはなかった。

変わったことといえば、最近サギが庭にやってくるようになったそうだ。池の金魚が餌になったとのこと。あの金魚大きくそだっていたのになぁ。

珍しい鳥が家いる、と庭を見ていた兄が言ったので目をやると、つがいのキビタキがやってきていた。綺麗な鳥だけれど、私もこの目で見るのは初めてだった。思わぬ出会いに感謝の春。

【キビタキはこんな鳥です】

Kibitakibest1

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2014/03/11

くまもとぐらし

くまもとぐらしになって、早2年がたとうとしています。引っ越すにあたり家族や友人たちには大変な心配をかけました。こちらに来てからは、土地の方々に大変親切にしていただきました。

これから熊本に来たい方や、今こちらに来て困っていることがある人、同じような思いの人と繋がりたい方に役立つような情報ページがあるといいと思い、仲間と協力して月末にスタートできそうな所にこぎつけている計画をご紹介します。

くまもとぐらし

Photo

誰かと誰かが繋がるきっかけになることを願いながら。2014年3月11日に思うことでした。

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2014/03/05

ぐぅわん ことり

昨日職場の建物の外で大きな音がしたので、驚いてその方向に行ってみると、大きなガラス窓の外に小鳥が一羽落ちていた。

つまり小鳥がガラスに激突して、そこで絶命したのだ。

自由に空を飛んでいたはずなのに、一瞬の事故で死んでしまった小鳥。

明日は我が身。人間だっていつ死ぬか分からない。悔いのないように暮らさなくてはと思った昼下がりであった。

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2014/03/04

とんことり

息子の高校卒業が間もなくである。残念ながら希望の大学の受験が不合格だったので、以前からの約束で彼はこの春私の住んでいる九州へやってくることが決まった。

2月末にそのことが決定的になると、あれこれ手配することが多く、ここのところ大変忙しかった。勤務の都合をつけてなんとか卒業式出席が可能となり、息子の引越のための段ボールや、こちらで一部屋多いところを念のため見てあったので契約を進めることになった。それからこちらの引越の手配があり、頭がパンクしそうである。見積もりをあちこちに聞いて、一番安くてサービスのよさそうなところを決めた。ピアノもあるし、今まで住んでいた家のインターネットの回線の工事もある。お金もかかるし人手もいるし、引っ越しは大変だ。落ち着いたらこの『とんことり』という絵本のような新しい出会いが、この土地で息子にもあるといいなと願う。

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やっと航空券も手配した。私は1年ぶりの上京となるので、会いたい人は沢山いるが、今回は亡くなった父の記念会を母が開きたいと言い出し、家族の用事だけで私の予定は埋まってしまった。帰りにはあわただしく、息子が一緒の便に乗ることになった。

土産は何にしよう?何を着て行こう?とわくわく考えても準備する暇無し。美容院だけはなんとか、行っておきたい。せめてそれだけでも。

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