♪ホフマンの舟歌
この頃娘が歴史の授業で、第二次世界大戦を勉強中である。 その影響で、家で娘が戦争の話をする。ナチスによる強制収容所の話のところでは、いろいろ話しかけてくる。
「ママ、先生がこの様子がよくわかる映画があるんだよ、って言ってたから、私はすぐに、ママと観た映画だと思った。」って。 だったらすぐに手を挙げて、先生にそれを話せばいいじゃん、と思ったが、つつしみ深いわが子はそういうことはしないのである。
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実は数日前から私も、車でこの映画のテーマにもなっている♪ホフマンの舟歌を繰り返し聴いて心を落ち着けていたので、あぁシンクロした、と思った。このロマンチックなメロディ。……映画の中で主人公は、同じ収容所内の女性のグループで生きているであろう妻に、ドイツ人たちのパーティーに紛れ込んでこのレコードをかけ、収容所全体にこの曲を流す。♪ホフマンの舟歌は、二人にとっては思い出の曲なのだ。妻は今は会えない夫や息子の生存を確信し、また生きる希望を持つ。そして収容所では敗戦の夜を迎え、連合軍がやってくる前にと最後の虐殺が行われようとしていた。家族の運命は…?極限状況にあっても、愛する者のために知恵と力を使って生き抜くこと。ユーモアを忘れずに暮らすこと。あぁなんて素晴らしいんだろう、この映画。
♪ホフマンの舟歌の作曲者のオッフェンバックは、運動会でおなじみの♪天国と地獄の作者でもある。後世に残る音楽を生み出すというのは素晴らしいと思う。人の心を和ませたり、やる気満々にさせたりするんだもの。
ここまで書いてきたのに、終わりはただの雑感でした。
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