センス・オブ・ワンダー
また長らくブログの更新をしていませんでした。 6月の末に、熊本に母子避難してきたお母さんたちの会をして、少々くたびれました。当日は初めての人も久しぶりの人も、被災者も支援者も、子どもも大人も集まってくださって、楽しんでいただけたのではないかと思います。しかしいろいろ考えさせられることもありました。 災害によって生活や心、体に受けたダメージが、まわりまわっていろんな形で影響していることを感じます。何か、形を変えて相手を変えて、そういうものは連鎖していくのではないかと、この頃思います。この連鎖は止めることができるんでしょうか。どこかで食い止められないかと、心から思います。
7月に入り、勤め先が一週間お休みでした。月末月初には、国会議事堂の様子に心を痛めました。60年安保を経験した世代に育てられた私は、思うところが多く、その日は熊大の五高記念館に行ってみたりしました。~そのほか休みの間私は、良く寝て、大事な家族の用事もこなして、気分を変えてやっと昨日からまた出勤。ところが世間は、大型台風8号の話題で持ち切り。普段あまりテレビを見ない私は、ワールドカップのドイツ対ブラジル戦で、ドイツがどんどん得点を入れても、一緒にドキドキもしません。台風も必要以上にドキドキしたくないです。 思い出したのは。この本。
センス・オブ・ワンダー | |
レイチェル・L. カーソン Rachel L. Carson 新潮社 1996-07 売り上げランキング : 1858 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
環境の破壊をおそれたレイチェル・カーソンが、後世の私たちにメッセージを残してくれたのに、私たちは地球の自然が壊されていくのを食い止めることができませんでした。子どもと一緒に自然の驚異におののき、嵐の去った後には、また自然に癒されていくといったことが当たり前にできていたことは、もう過去になったのです。残念なことです。平和な時代はもう終わりました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント