静かな朝
午前5時半。
目覚まし時計のベルが鳴り、隣の部屋の息子が起き出した。
息子がキュウリをかじりながら、炊飯器のご飯をよそう音が台所から聞こえてきた。
しばらくして
「いってきます。」
と挨拶の声が玄関から聞こえたので、
私は横になったまま優しく、
「いってらっしゃい。」
と声を掛けた。
そして静かにドアが開き、静かにドアが閉まった。
彼が二十歳になった朝。
とても静かな朝。
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午前5時半。
目覚まし時計のベルが鳴り、隣の部屋の息子が起き出した。
息子がキュウリをかじりながら、炊飯器のご飯をよそう音が台所から聞こえてきた。
しばらくして
「いってきます。」
と挨拶の声が玄関から聞こえたので、
私は横になったまま優しく、
「いってらっしゃい。」
と声を掛けた。
そして静かにドアが開き、静かにドアが閉まった。
彼が二十歳になった朝。
とても静かな朝。
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