熊本に戻ってから
熊本には5月6日に帰りました。連休明けに高校の授業再開と聞いたからです。気になっていた家の中は、4月末に戻った時と同じでした。ガスはすぐに使えるようになり、怖いこと以外は生活は日常に戻りつつあります。私はそれでも、家の近所の被害が酷く、ヒビだらけになり余震の度に揺れの酷い住まいに避難先から戻らざるを得なかった友人のことが心配でなりません。
「地震は平等、被害は不平等」と20年前の阪神大震災ののち言われたそうですが、まさにその言葉は熊本にもあてはまります。大津波で町が流されてしまった東北沿岸とは違い、建物が建っていても被害状況がお隣さんと全く違う、というようなことが非常に多いのです。自分が大丈夫だったから、といきなり元気に生活を始めることはできません。
私には今やらねばならない役所の手続きもあります。地震でアパートが被災し東京の親戚宅に身を寄せた息子のこと、高校に再び通いはじめた娘のこと、自分の仕事のことなど、毎日いろいろ気になります。懐かしい農園、懐かしい店、なじみの場所、訪ねたい場所や人がたくさんです。
多くの方に地震以来心配していただき、また助けていただき、わたしはとても感謝しています。まだ余震が続く熊本で、人と人の繋がりのありがたさを再認識し、少しずつできることから始めています♪
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