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2016/05/03

重荷をとりのぞく

近況です。

結局最初の避難場所の福津に、11泊しました。玄海灘をのぞむ海辺の町で、順番に熱を出し寝てばかり。でも間隙を縫って釣りしたり、スマホを取り替えたり、甥が来たり友人と会ったり、IKEA探索したり~やりたいことはやった気がします。
5/1は佐賀の吉野ヶ里の友人宅で目覚めました。熊本の玉名郡に拠点を移し(4/27)、自宅片付けに1日戻りました(4/28)。自宅の被害は思いの外少なく、倒れかかった本棚を息子が元通りにしたら、娘が今度は余震対策を段ボールでしてくれました。復旧した水道のお陰で、私はたまっていた食器洗いを済ませました。その他、やはりたまっていた洗濯を済ませようと洗濯機のスイッチを押したら、全自動で脱水まで完了。やれやれこれを干したら帰れるぞ❗と中を見てびっくり。眼下に真っ白のティッシュまみれになった洗濯物。大ショックでした。

そういえば洗濯機の上の棚に買い置きのティッシュの箱がおいてありました。あれが揺れで中に落ちていたのに、スイッチ入れるとき気づかなかったんですね。洗濯を担当した娘は、これですっかりまいった様子。私は中身をほとんど諦めました。仕方ないです、こういうときは❗震災ゴミは回収されないままうずたかく街角に積み上がってましたが、そこに我が家の生ゴミと割れた食器たちと、それから失敗した洗濯物たちが並びました。

帰りの渋滞は、それはそれは酷くて、車内の雰囲気は地獄。もう限界を超えました。疲れ果てた翌朝、アパートが壊れて住めなくなった息子をJRの駅に送って、東京行きの電車に乗せました。アパートの片付けは急がなくてもよい。心がズタズタのまま家族が一緒にいても、状態は悪くなる一方です。一旦落ち着き先をそれぞれ別にした方がよいと思いました。

それからは娘が我慢しすぎていたせいか、どん底まで状態が悪くなったので、友人や整体の先生に助けてもらい、なんとか持ち直しました。昨日は芸能人の炊き出しで元気回復。こどもの笑顔は何より嬉しい。これからどうやって重荷をとりのぞくのか、答えは簡単には見つかりません。でも何が重要かを見分ける目を持ち、しっかりと立てる体力を維持することで、今をやり過ごしたいです。

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