懐かしい場所
昨日展覧会を見るために、熊本県立美術館にいった。ここは懐かしい以前の勤務場所。
藤城清治展→https://www.tku.co.jp/event/fujishiro-seiji2018/
たまたま午前中に行った娘が、素晴らしい内容だけど会期末だから行っておいた方がいいのでは?と知らせてくれたので、久しぶりに訪れた。
熊本城の二の丸広場にあるこの美術館は、アクセスが簡単ではない。以前と違い、二年前の、大地震で通行止めになったままの道路まであるので、運転してたどり着けてほっとした。
足を踏み入れた二の丸広場の、爽やかというには強すぎる初夏の日差しに、あぁ変わってないなぁと感動するものの、任期が終わる頃の無念さも同時に甦る。私はほんとうに、美術館のたたずまいが気に入っていたのだ。辞めたくなかった。新しく職を探す元気も出ず、4月はとりあえず休養しよう、ミシンでも出して好きなことをしよう、と思っていた時に熊本地震はやって来た。だから私は余計にまいったのだった。
美術館に行ってみて目的の展覧会は予想の何倍もよかったから収穫だったが、懐かしい同僚に会えたのもよかった。連絡先を新たに交換し、かつての仲間とランチの約束をした。
いつまで今の暮らしが続くか分からないのだから、会える人に会えるときに会っておく、行きたいところには行っておく、やりたいことは先伸ばしにしない、嫌なことはしない。そうやって、未来は生きていく。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント