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2018/12/01

生きている不思議

救急車で運ばれるのは、初めてである。そんな時、追突されてレッカー移動される自分の車の中の荷物をどのぐらい持ち出せるのかとか、考えようと思っても知らないし分からない。

どうやら追突した車の運転手は助け出されて暗がりの歩道に立っているが、直接話す気にならない。助手席の娘の方が、顔をぶつけて痛そうだから、救急隊員に診てもらわなければと思う。受け入れ先を探していてまだ発車しない救急車の中で、警察官に事故の模様を簡単に訊かれたが、赤信号で停止して一呼吸おいたところで、左の後ろから衝突されたこと以外は私は認識できていないのである。

搬送された先で、歩ける私はまずトイレを借りた。それからレントゲン。その後怖くなって、スマホの着歴にある知り合いに電話をかけた。そうしたら雨の中、大分ご自宅からは遠いのにご夫婦が駆け付けてくださりありがたかった。

救急隊の到着の前に連絡がついた保険屋さんからも、何度か電話があった。救急病院の医者は、こういったら失礼かもしれないが、大変感じが悪かった。娘が興奮している私を見ているだけで気分が悪くなるとか言った。これも気に障った。警察からの電話もひどく気に障った。そんなので気分が最低のところに、優しい教会の知り合い夫婦が顔を出してくださり、どれだけ助かったことか。

同意書にサインなどしたあと、支払いはひとり1万円で、計2万と言われた。財布には連休前だから下ろしておいた一万円札が何枚か入っていたおかげで会計できた。事故にあってこんなお金まで払わなければならないとは。おまけに、家の鍵をレッカー移動された車に置いてきたのに気付いた。なんてことだ。困った。高速道路の高架下にあるような郊外の車屋に、親切なご夫婦の車で送っていただき、鍵を見つけ、そこからまた自宅まで送っていただいた。家にたどり着いたのは、午後10時半過ぎ。それから、私の保険代理店さんが代車を手配して届けてくださったのが午後11時過ぎ。

なんと長い一日であったことだろう。理不尽な事故に巻き込まれ、痛くて怖い思いをしたけれど、とりあえず生きている不思議をしみじみ感じた。24165_101390289903845_4982665_n

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