ある夫婦の形
このところ、絵描きの杉冬吾と専業主婦である笛子の夫婦から、目が離せない。経済的に追い詰められている上に、芸術の発表の機会は、戦時ということもありことごとくつぶされている。子どもは病気だ。先が見えない。子連れでは、女の働き口はない。食い詰めているので喧嘩になる。二人はこのまま心を合わせて、暮らしていけるのか。今日の「純情きらり」は、二人の俳優の熱演もあって、凄い見せ場だったと思う。
いつのまにか、すっかり独り立ちして暮らしている杏子が、たくましく見える。来週は、この杏子にまたもや縁談か?
「純情きらり」は、戦争が終わるまでは、暗い話が続きそうだ。坊ちゃんからの便りも、ずうっと途絶えたままだ…。
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