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2006年7月29日 (土)

ある夫婦の形

このところ、絵描きの杉冬吾と専業主婦である笛子の夫婦から、目が離せない。経済的に追い詰められている上に、芸術の発表の機会は、戦時ということもありことごとくつぶされている。子どもは病気だ。先が見えない。子連れでは、女の働き口はない。食い詰めているので喧嘩になる。二人はこのまま心を合わせて、暮らしていけるのか。今日の「純情きらり」は、二人の俳優の熱演もあって、凄い見せ場だったと思う。

いつのまにか、すっかり独り立ちして暮らしている杏子が、たくましく見える。来週は、この杏子にまたもや縁談か?

「純情きらり」は、戦争が終わるまでは、暗い話が続きそうだ。坊ちゃんからの便りも、ずうっと途絶えたままだ…。

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2006年7月27日 (木)

かわいい子役

「純情きらり」では、冬吾と笛子の貧しい生活に心を痛める桜子の様子が毎回気になるこのところである。つらく悲しい時代背景だけに、暗くなりがちな朝のひととき。

その中で救いなのは、二人の子役がとってもかわいいことだ。

目が悪いはずの亨君は、普通の健康なまるまるとした赤ちゃんだし、貧しいはずの加寿子ちゃんは、笑顔が人懐っこい幼女。

一体どこで、こんなにかわいい子どもをみつけてきたんだろうねえ?

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2006年7月23日 (日)

花束

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2006年7月21日 (金)

ラピス・ラズリ

『火の山』に出てきた、天然石の「ラピス・ラズリ」は、私の誕生石。この間、同じ誕生石の妹に、プレゼントしたのだった。

幸福を呼び寄せる瑠璃色の石のはずなのに、桜子はしあわせにはなれなかったのね…。ドラマではどうなんでしょうね~。

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2006年7月18日 (火)

せいめいのれきし

火の山 下
火の山 下
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.18
津島 佑子〔著〕
講談社 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。

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2006年7月17日 (月)

桜子の額(ひたい)

ドラマの設定は昭和18年になり、桜子は少女から女性へと変化したようで、今までは走ったときにしか見られなかったおでこが、普段から見られるようになったのであった。新鮮でいいなあ。

それにしても、これから戦争でどんどん庶民の暮らしが苦しくなる中、桜子がどんな苦労をするのかと思うと、胸がつぶれる思いである。達彦からの手紙も、久しく届かなくなっているのである。

今日はまず、第二子の出産間近の笛子が、東京のマロニエ荘で長女加寿子をかかえながら、画家の夫を支え貧乏しているのを助けるため、桜子が上京する場面だった。

杉冬吾は、笛子の苦労に全然目がいかない。桜子は、笛子が気の毒でならないのである。そりゃそうだよね~、食べ物が無い時代に、配給になった酒を飲み、上京した桜子が笛子のために持参した山盛りの食料を宴会で食い尽くしちゃうんだから。これじゃあたまったものじゃない。

女は強いが、女は辛い。悲しい。どうしていつも、女はこの苦しみに、耐えてしまうのだろう。苦しい、辛い、悲しいと、なんで言わせてもらえないのだろう。

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2006年7月16日 (日)

桜子の人生

『火の山~山猿記』の下巻の中ほどまで読み進む。

とにかく、人がよく死ぬんだわ。

主人公たちが、苦しむんだわ。

読んでいて、辛いんだわ。

ため息が、出るんだわ。

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2006年7月14日 (金)

有森家の人びと

心を入れ替え、もう一度「純情きらり」原案の本である、津島佑子『火の山』を読みすすめている。上巻を終え、現在下巻の5分の1くらいまできたところ。この本は、面白い。「有森家の人びと」というタイトルでもよかったのではないかと思うほどっである。

私は現在父に頼まれて、自分史をつくる手伝いをしているので、自分に繋がる家系図を作ったりするのだが、そこに連なる1人ひとりにも、様々なドラマがあったのだろうと思ったりしている。

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2006年7月 7日 (金)

桜子の前髪

今日は久々、「純情きらり」のお話。桜子は、あっという間に達彦の婚約者となり、あっというまに山長の若女将修行。

それで気になるのが、桜子の前髪。かわいいんだけど、お料理するときくらいは、ピンで留めたら?お料理に髪が入りますよ。

それにしても、桜子にいじわるする下働きの女たち、妙に生活臭い女優ばかりを集めたこと。おタミもまた。今までの路線と違いすぎて、露骨かと。朝から辟易する。1人くらい清楚な、普通の女の子がいてもいいのにね。

さて、今週はテポドン騒ぎで、放送が一回分中止だったので、土曜に二日分放送予定。こういうことって、よほどの非常時でもない限り無いことなので、NHKの連ドラ変則放送の歴史を調べたら、結構な年表ができそうな気がした。こうしてみると連ドラは、平和の象徴だなあ、とつくづく思ったりする。

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2006年7月 4日 (火)

『はじめてのおつかい』

娘が音読の宿題で、好きな本を家で選んですると言い、本棚から選んだのは…。

はじめてのおつかい
筒井 頼子さく / 林 明子え
福音館書店 (1978)
通常24時間以内に発送します。

読むたびにどきどきするこの絵本を、娘が一生懸命読んでいる。上の息子の方は、幼稚園のころからなぜだか本を声に出して読むのが何しろ上手で、今でもすごいなあと思うほどだけど、娘はまあ普通。

そういえば、息子はつきっきりで私が育てたけれど、娘の方は大分他人の力を借りた。だから、読むのがその分上手じゃなくても、神経質じゃなくて大らかでしっかりしている娘は、とてもよい育ち方をしたと私は思う。

この頃、可愛くて仕方ない娘なのに、意地を張って私を困らせる。だから夕方、「もうあんたなんか大嫌い!」なんて酷いことを言って泣かせてしまった。ごめんね、頭にきていたとはいえ、言っていいことと悪いことがあるよね。ごめんごめんと謝って、仲直りして、絵本を読んでくれるのを聞いて、そうしているうちに私の心は穏やかになっていった。嗚呼。こんなお母さんを許してね、お嬢ちゃん!

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2006年7月 3日 (月)

君の名は

朝雨戸を開けたら、ぽとりと向こう側に落ちた謎の生命体。それは私には、ガラパゴス諸島にいるイグアナをミニチュアにしたように見えた。屋根の上をぺたぺたぺたと逃げ去ったその生き物は、たぶんヤモリ。それにしても、大きかった。

ああ、怖かった!

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2006年7月 1日 (土)

「E.T.」

「ホームアローン2」を借りてきてね、と子どもに言われていたのに、レンタル屋では貸し出し中。仕方ないからいろいろ眺めて、以前から子どもたちと観たいと思っていた「E.T.」を借りる。

家に帰る途中でJpclub_1905_1079743 お菓子を買って、準備万端。本当は他に、「ネバーエンディングストーリー」と「オズの魔法使い」も借りたんだけど、子どもたちが選んだのは思惑通り「E.T.」。

面白かったなあ。最後の自転車が飛ぶシーンでは大笑い。楽しかった。この映画は、大学受験で苦しんでいるとき、推薦で合格していた同級生が、「気分転換で見てくれば?」と親切にすすめてくれた映画である。私はその申し出を、「いいご身分ですこと!」とひねくれて受け取り、もちろん映画なんか見に行く暇なんかなかったので、以来すっかりいわくつきの映画となっていたわけである。

こうして子どもたちと一緒に見ることが出来て、今日はしあわせなだらだらとした土曜日になった。満足~。

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