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2006年7月17日 (月)

桜子の額(ひたい)

ドラマの設定は昭和18年になり、桜子は少女から女性へと変化したようで、今までは走ったときにしか見られなかったおでこが、普段から見られるようになったのであった。新鮮でいいなあ。

それにしても、これから戦争でどんどん庶民の暮らしが苦しくなる中、桜子がどんな苦労をするのかと思うと、胸がつぶれる思いである。達彦からの手紙も、久しく届かなくなっているのである。

今日はまず、第二子の出産間近の笛子が、東京のマロニエ荘で長女加寿子をかかえながら、画家の夫を支え貧乏しているのを助けるため、桜子が上京する場面だった。

杉冬吾は、笛子の苦労に全然目がいかない。桜子は、笛子が気の毒でならないのである。そりゃそうだよね~、食べ物が無い時代に、配給になった酒を飲み、上京した桜子が笛子のために持参した山盛りの食料を宴会で食い尽くしちゃうんだから。これじゃあたまったものじゃない。

女は強いが、女は辛い。悲しい。どうしていつも、女はこの苦しみに、耐えてしまうのだろう。苦しい、辛い、悲しいと、なんで言わせてもらえないのだろう。

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