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2006年9月 5日 (火)

ざんね~ん

「純情きらり」を、まだ観ている。最近は内容がどろどろして、重たい気分になりながら、最後まで見届けようと観ている。だけど、主人公の心の支えは、一体何なのか。共感しかねるところもあるのが、残念だ。

父の愛したレコードから流れるJAZZ。母が生きていた頃の、平和な時代の象徴である♪埴生の宿。青春時代に没頭したピアノ。恋人。家族。作曲。おかみ修行。

テーマがしっちゃかめっちゃかで、舞台もあちこちへ。岡崎から東京へ(マロニエ荘で音大受験)。東京から岡崎へ(味噌屋修行~達彦の出征~介護)。岡崎から東京へ(姉夫婦の手伝い)。空襲を逃れて岡崎へまた戻り、空襲。終戦。ふ~。

いよいよ戦争が終わり、今度はJAZZ?恋人がまさかの帰還。励ましあって味噌屋の再興。そして、めでたしめでたしとなるの?太宰治がモデルである、杉冬吾の心中事件は、あるんだろうか?原案の壮絶なドラマに比べ、連ドラの宿命かもしれないけれど、面白いものを書こうとするあまりまとまりがないし、後味もよくなさそうだし、最後が心配。やっぱりタイトルが「純情きらり」っていうのはうなずけないなあ。達彦さんと桜子の爽やかさイメージが、最後まで続けばよかったんだけどなあ。

やっぱりタイトルは、ほかにもっとふさわしいのがあるに違いない。例えば…例えば…と考えをめぐらしている、初秋の宵。♪フランシーヌの場合はあまりにもおバカさん…って感じもするよね~。「桜子の場合は、あまりにも支離滅裂…」。ざんね~ん!

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