最終回
遂に終わった「純情きらり」。私ははじめははちゃめちゃだけど面白いし出演者も多彩なので期待して見ていて、分厚い原案も頑張って読んだのに、ドラマ自体は後半あまりにも共感できないようなエピソードが続き、がっかりさせられた。
巷では戦争で死ぬはずだったキヨシが生還して成金となったので、そのお金で初恋の人桜子に特効薬を買ってくれて、桜子が結核から甦るかも?といわれていたが、やっぱりそのまま桜子回復せず。死を覚悟し胸に抱くことができない子どもへ自分の人生を語るだけで終わってしまった。これが美学なんだろうか?私には納得がいかないが、これでも十分感動した人たちがいるので、NHKは満足しているのだろう。
とにもかくにも、支離滅裂だったドラマが終わって清々した。来週から始まる「芋たこなんきん」は藤山直美が主演の大阪もの。面白そうだな。今度こそ疑問を感じる展開は勘弁してくださいね、NHKさん。全く余計なお世話だが、原案を書いた太宰治の娘の津島佑子さんは、このドラマのお陰で本が売れたとは思うけれど、原案とは全く違うドラマになったこの「純情きらり」についてどのような感想を持っておられるのか興味がある。
最後にタイトルの「純情」のことだが、どこが純情だったのかよくわからない。主人公がひたすらひたむきに生きた姿勢が純情だった、と言いたいのかなあ。最後までしっくりこなかったなあ。愚痴はここまで。来週からは新連ドラの感想を書きます。
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