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2006年9月 1日 (金)

運命の分かれ目

「純情きらり」は、太平洋戦争の末期で、暗いムードが続く。空襲で家族が死ぬ。恋人が戦場に行ったまま、消息を絶つ。病で大切な人が逝く。子どもが病気になる。

今日は、岡崎に空襲があった。B29の、低い唸り声のような爆音。ひゅるひゅるひゅると落ちてくる、焼夷弾の映像。恐ろしい。本当に、恐ろしい。60年以上前、日本はこの空襲に、脅かされたのだ。子どもも老人も、かよわい女も。

人間の無力を思う。人間を超えた存在は、このような混乱の中でも、人の命を一つ一つ見極めて、生へ繋がる者、死にゆく者とふりわけたのだろうか。

桜子は、家族のため、大切な人のため、生きていく。混乱のなか、きらきらひかる自分の気持ちを力いっぱい抱きしめながら。桜子はこれから、どうなるのだろう。今日から9月。この一ヶ月で、この話はどのように終結するのか。達彦の帰還がなければ、桜子に救いは無いような気がするのだけれど、どうだろう…。初めの頃のルンルン気分はすっかり消え失せて、毎朝祈るような気持ちで成り行きを見守る私である。

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コメント

yuzukiさん、コメントありがとうございます。

>行き着いた言葉は「淘汰」でした

おお、重みのある言葉です。
私は、人が受け入れようと受け入れまいと、運命が定められているのだなあと感じています。

「純情きらり」では、ついにフィアンセが奇跡の生還をするということが予告編でわかったので、安心して今週は見られそうです。

投稿: ののか | 2006年9月 3日 (日) 09時48分

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