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2006年9月21日 (木)

後味

「純情きらり」をあんなに楽しみに観ていた私だが、ここ数日はもうパス。なんだかついていけなくなってしまった。

桜子が紆余曲折あったあげく、ついに結婚したときに、原案の本では戦中戦後の苦労(被災・看病などなど)でわが身を削って家族に尽くしぬいた桜子が、自分がしわだらけのおばあちゃんみたいじゃなあい?こんな私でも達彦さんと結婚していいのかしら、などと泣かせる台詞を言うのだが、ドラマではわが身を振り返ることもなく、とんとんと結婚してしまった。

なんだか味わいもへったくれもなくて、がっかりした。原案とは違う作品であるとはわかっているのだが、そういう深みがないのがとにかく残念。そういえば、子ども時代の桜子と坊っちゃんも、知り合いだったのだから、二人が惹かれあうようになる過程でその子ども時代の印象を述べ合うとか思い出すとかしてもよかったと思うし、そうでなければヘンなんだけど、そういう描き方も足りなかったようだし。おてんばの桜子が味噌蔵で味噌に落っこちたところも気に入らなかったんだよな。ありえないっていうか、なくてもいいエピソードだと思ったし。支離滅裂で、感情移入ができたのは、桜子が音楽大学入学で頑張っているころだけだったなあ。

桜子が今一体何歳なのか…たぶん26~7歳なのだと思うが、そう見えないの…苦労したように見えないの…可愛すぎて。宮崎あおいさんは、そこまですごい女優さんなのかどうか、そこんところも疑問です。若さが売りなんだよね、今はまだ若い…。とにかく、後味の悪い終わり方になりそうで、残念。

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