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2007年7月20日 (金)

深夜へようこそ

私の中で千葉真一といえば、もちろん「キイハンター」。蹴り上げた足があんなに高く上がってかっこいいなあと、子どもながら感心して見たドラマ。野際陽子の歌声も、今は懐かしい。その後ずっとあとになって、山田太一の「深夜へようこそ」に出ていた千葉真一もよかった。あれはまだコンビニが世間に定着しつつあった、そんな時代だった。

今日の夕食後夜陰にまぎれて登校拒否の子どもたちを連れて買い物にでかけ、暗い街に明るく輝くスーパーとコンビニを見たとき、「深夜へようこそ」を思い出した。あのドラマは好きだった。山田太一は、厳しいけれど優しい。「想い出づくり」の田中裕子、森昌子、古手川祐子、皆若かった。加藤健一、田中美佐子のことも覚えている。ザンフィルの音楽も懐かしい。キルケゴオルという哲学者の名前を初めて覚えたのは、このドラマだった。「岸辺のアルバム」の八千草薫、中田嘉子、国広富之、みんな若かった。多摩川の水害で、家を流される一家のお話だった。あのころの私は、よくドラマを観ていた。良いドラマが多かった。

さて話を元に戻そう。私の大好きな内野聖陽主演のNHK大河ドラマで、千葉真一は誰よりもいい味をだしていた。しかし千葉演ずる「板垣~。」は惜しまれつつ、先週死んでしまった。千葉真一の存在が、どれだけこのドラマを支えていたことか!永嶋敏行も竜雷太もいい味だしているが、千葉には誰もかなわない。

千葉真一さん、俳優を引退するのは、まだまだもったいないですよ。もっと私は、千葉さんをドラマで見てみたい!

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2007年7月18日 (水)

誰がために

気ぜわしい毎日。つい夜中まで、映画をテレビで眺めてしまう。翌日はおかげで寝不足になるのだが、こうしていないと気が休まらない。夜更かし続きで病気になりそう…。

映画を3つ観た。ひとつは誰がために。浅野忠信の抑えた演技が印象的で、私はとてもいいと思った。山口県光市の未成年による母子殺人が題材になっていると思うが、この映画では新婚間も無い美しい妊婦が被害者になる。気の毒な痛ましい事件だ。けれども、とても静かなタッチで作られているので、傷をえぐるような悪趣味はまったく感じられない。突然愛する人を理不尽に殺された人々の日常は、少しずつ形を変えながら続く。しかし大きな喪失体験は、大切なところで人をしばし立ち止まらせる。再び歩き出すには、少し時間が必要だ。

もう一つは、眠ってしまったので途中まで。メキシコの女流画家の壮絶な生涯を描いたフリーダ。内容は重いけれど、すごい。すごい映画。どうにかして今度は、最後まで観たいと思う。

最後は、「電車男」。途中から観たけれど、あまりにも趣味じゃないので疲れた。こんな映画を作るくらいなら、もっとお金を有効に使ったほうがいいんじゃないかな。

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2007年7月11日 (水)

♪ESCAPE(稲垣潤一)

ブログの記事で、稲垣潤一の♪ドラマティック・レインのことを読んで、俄然聴いてみたくなった私。

古いカセットテープから、初期のベストアルバム「COMPLETE」(1985.08.22発売)を選び、車でかけてみた。驚くことに、殆どの歌詞がするすると口からこぼれる。私はいい気分で、大声で歌いながら区役所まで快走。

どれもこれも懐かしい歌ばかり。中でも今日の気分は、♪ESCAPE。

ああ、私も誰かの運転する車に乗って、海までかっ飛ばし、潮風に吹かれて何もかも忘れてしまいたい…。

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