ギター弾きの恋

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ショーン・ペンは「デッドマンウォーキング」の俳優だけれども、本作でも本当に演技が上手いから唸らされた。聾唖の女性・サマンサ・モートンは実に可愛い。 どう見ても、フェリーニの「道」を思い起こさせる映画だったが、ギター弾きのほうはおとぎ話のようなのでチクリと心に刺さりはしない。

道 Blu-ray
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ウッディ・アレン監督のこの映画の原題は"Sweet and Lowdown" これはどういういう意味かなぁと考えていたのだけど、タイトルに載っている場面～幻想的な三日月に腰かけて舞台に降りてくる主人公～の装置がうまく作動しなくて、結局ゆらゆら揺れてギタリストを舞台に降ろした後昇りかけて舞台に墜落するシーンが、彼の人生になぞらえてあるのだろうなぁと思った。 才能におぼれ夢ばかり見ていた主人公の心の動き、に似ていると思う。 「ギター弾きの恋」は、先日見たばかりの「ギルバート・グレイプ」と「蝶の舌」とともに、私の心を揺さぶる映画だった。 ※（「道」は私の両親が、初めてデートで見た映画だそうだ。それなので私には特別な映画である。）